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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2011年02月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2011年02月11日(金)


お召展 出品

仁平幸春氏にオーダー 波文座繰紬 九寸名古屋帯

月帯 ver2

生地の面白みを視覚化した草木染め。今回の月は地色を残しています。
さて、この3種の月に色を挿しますか、それとも、このままで。。。

楽しみです。

新作の全面ロウムラ ver4 と共に是非!

静寂な月を表現できます。なんともいえない雰囲気なのです。。。


●2011年02月10日(木)


お召展より、代表的な風通お召を2点。格子の面、と縞の面といった基本的な風通織りの他に、乱れ格子に破緯線など、そのバリエーションは豊富です。勿論単衣に仕立てると、その効果は大きいですが、数年単衣でお召になると、生地がほどよく柔らかさが出て来ますので、そこから洗い張りして袷にされるのも良いでしょう。

格子はかなり細かく、遠目には無地のように見えます。
この反物の他に、色糸が整理されてもっと無地に見えるものもあります。そこそこ格のある織りの帯を合わせることも可能です。

そしてここ数年、暦通りに衣替えも出来ない熱い日が増えて来ました。生活様式も昔の基準とは随分違うので、単衣を着る期間は格段に長くなるでしょう。さばきの良い、先練り・先染め、お召緯入の西陣風通お召は、程よい生地の肉厚が、単衣でも軽すぎず準礼装からカジュアルまでお使い頂けると思います。


●2011年02月09日(水)


洛風林の紬地九寸名古屋帯を合わせてみました。新作の長襦袢も着物と帯に沿うようにしてみました。

『褻着の中の晴着』
普段着感覚でありながら、どこかあらたまった雰囲気も醸し出すような装い。
自分の洋服に対する考え方も正に同じ。なか志まやの得意とする処であります。

●2011年02月01日(火)


さて、、、数学的で、硬質な着物(お召に代表される)を信条としながら、やはり手の温もりを感じる織物にも心が揺らぎます。これは光佳染織さんの織り見本裂。

なか志まや用に織って頂くために送って頂きました。なか志まやの好みにあわせて綾織りが中心でしたが、以前の手織八枚綜絖を織って頂いたときよりも、作風に好みのものが多いのが嬉しい。どれも織り味が柔らかく、はじめて袖を通した時から身体に馴染む、糸の引き方と打ち込みの手加減さが絶妙な織物です。

織物に透明感を求める!というのは昔からの信条です。今年の後半は、染めに奥行きと揺らぎを求めてきました。どちらにも求めるものは、生地の奥行きです。2011年からはさらに、なか志まやの奥行きを構築出来るように、全国の産地、そして作り手と立場を同じくして、なか志まやらしい着物を提案して行きたいですね。