●2010年03月15日(月)
『月の帯』新柄入荷 魯山人の器からインスピレーションを得て織り上げられた九寸名古屋です。 この紬地の九寸は、先の日月文錦袋帯に感じられる雅や格式とは違い やきものの質感が滲んでいて、月の形も湾曲しているせいか(下弦の月) どこか温もりを感じます。 しかもそこに古格を兼ね備えているように織り出されているのは さすが、洛風林の帯(勝山織物)です。 先の日月文錦も、洛風林同人の勝山織物によるものですが 勝山健史さんの織物展 『零』が17日から20日まで 代官山ヒルサイドテラスで行なわれます。 『伝統、経験、積上げてきたものをすべて捨ててみた。 零に戻し、真っ白な気持ちで織物に向き合い 創り上げた作品。』 楽しみであります。
|