●2016年02月24日(水)
新作進行中その1 『染織家・櫻井和美さんの着尺・米綾小格子』 今年の1月始めに京都で打ち合わせしていた着尺が形になってきました。 経糸の染色は 檳榔樹、緯糸の染色は五倍子、布の裏表が微妙に色が違い(どちらを表にしても良い)、画像は藤色がかったグレーの面。 本来は綾格子目をはっきりさせるところを、組織は同じであえて無地に見えるように糸を染めて頂いたので、非常に微妙な布の見え方を狙っています。 『軽く柔らかく、シワになり辛い着物を』を目指していらっしゃる櫻井さん。この作品がなか志まやオリジナル第一号になりますが、一級の上質な座繰り糸の膨らみが、着心地の良い布のベースになり、櫻井さんのお人柄もプラスして、『普段使いも出来る、何度も手が伸びる着物』になると考えています。 3月19日(土)〜23日(水)の名古屋市本山での三人展になんとか間に合わせて頂くように頑張ってもらっています。
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