●2011年01月26日(水)
仁平幸春氏・帯 入荷
染色作家・仁平幸春氏の染めによる帯が出来上がって来ました。 さっそく同じく仁平氏による全面ロウムラ染めの着尺にもあわせてみます。 最近の帯の傾向が、『染めの更紗、織りの唐草』にあると何処かで書いたように思いますが、この作品は日本の陶器を題材にして、その質感を染めで表現しようとしたものの一例です。 『月柳・つきやなぎ』の帯と仮に呼んでいます。 着物も帯も天然染料による染めの作品ですが、生地を活かしその良さを視覚化し、絵柄の絶妙な配置とその色彩のセンスには目を見張ります。着物や帯を手にしたという感覚以上のもを与えてくれて、それでいて衣装として美しく成立しています。
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