●2003年08月07日(木)
気っ風市にアンチテーゼ! 僕はいつも、この閉塞感漂う呉服業界に『俺は違うんだ!俺は数字じゃないところで生きているんだ!』と背を向けて仕事をしてきたような気がします。そのくせ、とにかく流行には目ざといものですから、背を向けているはずの業界に、すっかり乗っかつていたりするところがあったりして、よくも悪くも敏感な呉服屋です。でも最近やはり、気になるのが異業種とのコラボレイト、気になるどころか、なか志まや自身がグラフィックデザイナーと組んで展開した『呉服なか志まや』の浴衣。 呉服業界人じゃない人の、『和服進出!』『きものつくり』 これが、すごく多く、そしてかなり『イケテル』 伝統ものは、ある意味別次元! 着るものとしての、ファッションなら呉服業界は死んでます! でも、別の人たちが息吹きを吹き込んでいます。 先シーズンにデビューしたアディダスの新ブランド『Y-3』 今年も、ワイズの山本耀司さんの感性があの象徴的な3本線に新たな息吹を吹き込んでいます。 いままでの普段の自分、でもときおり見せる(創る)、そして気付く本当の自分、少しずつだけど自分の中での『呉服』の在り方が分かってきました。なか志まやが今後取り組んでいかなければならない『呉服』のかたち、、、 こんどの『気っ風市』、それにトライしてみます!
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