●2015年12月30日(水)
来年の目標 画像は、光佳染織 横内佳代子さんの帯です。 経糸は生糸座繰り、緯糸は玉糸座繰り、糸撚りも打込みも締め心地の良さを計算された綾織りの格子帯(染料は草木)は、普段着使用でありながらその上質な布味から、今の時代によく言われる『スマートカジュアル』と呼ばれているTPOに締めて頂くのちょうど良いと思います。 来年は『座繰り糸』の良さが伝わる着物や帯を、お客様により多く提案出来るようにしたいと考えています。なか志まやのオリジナルを川村くんや櫻井さんにも、どんどん作って頂きたいと考えています。 そして、志賀松和子さんの生絹(すずし)の織物は1月の八丈修行を経てさらに大きく変化、進化をすると思います。詳しくはお話出来ませんが、次の作品がどんなものになるか、いまから大きな期待を寄せています。 これは大きな財産を受け継ぐことに匹敵すると考えています。 つまり、『美しい染織を、今の和装としてなか志まやらしく組み立てる』が来年の目標であり、来年も再来年も変わらず持ち続ける目標です。呉服屋を続けれる限り追い求めていく目標です。 どうか今年以上に多くの変化、進歩をお客様にお見せ出来ることが出来ますように!
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