●2012年12月15日(土)
イカットと西洋レースの邂逅 邂逅、、、なんて言葉はじめて使った。でも使い方は間違ってないようだ。 邂逅『思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。』 着物と帯を合わせる作業は、基本いつもこれに近い。別に着物のことじゃなくても、『ものの取り合わせ』の多くはこうだ。 今は亡きギャラリー無境の塚田晴可さんの取り合わせの審美眼が好きだった。塚田さんの本に『美神の邂逅』というのがあった。だからこんな言葉が頭の片隅にあったんだろうな〜。 『イカット』と『西洋レース』の邂逅 西陣が得意とする紋風通で同系色濃淡に織り上げられた『イカット紋お召』に仁平幸春氏の『レース紋染め帯』の取り合わせ。 インドネシアの絣布もバテックもインドの古代更紗も、日本人は昔から憧れを持ち、和用として様々な生活用具の中に取り込んで来た。 レースという西洋の文様を和装として、見事に成立させた仁平氏の帯をイカット紋に合わせて楽しんでみる。下に見える染め額も同調してるようだ。
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