●2015年11月18日(水)
『まるまなこ綾織』 なか志まや着尺展より 織元に無理をいって織っていただいた『まるまなこ綾織の着尺』。男性的な色合いですが、この艶感が女の着物だと感じさせます。こういう時には、やはり勝山健史さんの帯がよく合います。着物に負けじと、塩蔵の糸の光沢感が増してみえます。染めの着物ではない、織りの着物の準礼装としての装いになります。 ブラック、チャコールグレー、オフホワイトなどのドレッシーな服地を周りの方が着ていらっしゃるときに、たとえお一人だけこの着物姿でも、けっして浮く事無く、尚かつオール絹織物で包まれた高揚感、洋装に負けないと信じられる着物姿にならないかなと期待しています。
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