●2009年11月26日(木)
古い時代のものながら古びを感じさせない新鮮さ 新しいものでもずっとそこに佇んでいたかと思わせる存在感
和と洋、現代と古代というように対極の性質を備えるものを出合わせる 美しさの定義を、このように塚田さんは教えてくれます。 これは美術品を扱い、空間の設えを創る一つの極意だと教えてくれますが 着物と帯、そして帯締や帯留め、帯揚、髪飾り、根付けなどなど 装いの空間を創るときも、その極意は通じます。 古着はいっさい扱わないので、基本は今のものを取り合わせるのですが 帯の絵柄やその表現方法に関しては、古い時代にその題材を求め 新しく創られたものであるけれど、古格を感じさせる帯を 着物に合わせることが、一つの装いのおもしろさです。 画像は、最近出来た帯にアンティークの帯留めをのせています。 手短かにあるもので、やってみたのですが・・・ 対極の性質を引き立て合う、おもしろさなどまったくなく うまくいきません。 そんなに簡単なことではないのだと痛感します。
|