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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2007年11月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2007年11月17日(土)

     一衣舎の採寸 マスターとパダワン

 今回の二人展で、はじめてじっくりと木村先生の着物の採寸のスキルを拝見した。
ちょっと身震いするくらい、創造性のある採寸だと思った。
世の呉服屋の誰が、ここまでのスキルと仕立の知識をもって着物の寸法を採寸できるだろうか?誰もいないと断言出来る気がする!そして、僕は身近にあった宝物をあらためて発見した気分になった。
 そうだ!やはり、着物仕立のマスターなんだ、この親父は・・・

と考えると、ますます、一衣舎さんがヨーダに見えて来た。着物の配色もなんだか、
ヨーダぽいw。ということは黒ずくめの中島は、差し詰めアナキンか!(やった!)
 いや、ということになると、僕はダークサイドに堕ちるんだな〜きっと(苦笑)

●2007年11月16日(金)

     一衣舎 なか志まや 二人展 佐世保

 ユニーク着物塾を主宰されている佐世保の高尾さんの学院にお邪魔しました。
高尾さんは、一衣舎の木村先生の7年来の大ファンで、昨年の福岡での二人展で初めてお会いしました。『パリジェンヌのきものはじめ』も読まれていてその時に、
なか志まやのことを初めて知られたそうです。
                                     
この本の中の『キモノコンシェルジュ』という言葉に共感していただき、なか志まやも是非にということで一衣舎さんとの二人展となりましたが、東京から遠く離れたこの地においては、キモノコンシェルジュというよりは、むしろなか志まやテイストのコーディネイトはこんな感じ!とお見せる方がいいのかと思い、お召しをはじめ帯の種類も小物も豊富に揃えてお伺いしました。なか志まや自身のキモノも、例の黒着物・バーズアイで、ご覧の通り真剣に仕事をしております。
 次から次に、このキモノにはどんな帯?その他は?帯締めは?帯揚げは?と聞かれて、コーディネイトのいい訓練になりました。

 今回の一番の収穫は、高尾先生のお力添えもあり、二人展で今までにないくらい、
一衣舎さんの着物となか志まやの帯がリンクしたことです。僕もお客様に一衣舎さんの着物をお見立てして、帯合わせを手伝ったり、なか志まやの帯を合わせてみたり
お互いの小物を使い合って、一つの着姿が出来て行く楽しさを味わいました。

 元々は一衣舎もなか志まやも褻着(けぎ)=普段着を提案しており、その中で
一衣舎さんはより日常に近く、なか志まやはより晴れに近いものを提案しているので
両者の接点は元々あるのですが、今回のように一つの着姿を創る為に両者から持ち合いながらコーディネイトしていくのはとても贅沢でよいことに思えます。
その意味で、今後の二人展を展開して行く上でとても重要なことを学んだ展示会となりました。

●2007年11月15日(木)

     呉服屋 渡り鳥 IN 佐世保 九十九島

 名古屋 京都 福岡と
 西へ流れて 初めての
 佐世保の土地で
 きもの 語る・・・
 明日の我が身は分からねど
 この腰もつ限り 全国行脚
 ああ〜厳しいかな 着物道♪(昭和歌謡曲 前振り調に)

 などと、ほざいている男が、この画像のどこかにいます。わかりますでしょうか?
 ご一緒させて頂いた一衣舎の木村先生とおかみさん。
 本当にお世話になりました。
 佐世保の皆様、暖かく迎えて頂き本当にありがとうございました。