●2010年10月10日(日)
英国唐草 極めて私見であるけれど、染めの『更紗』 織りの『唐草』。これが帯における、今のツートップだと考えています。 この帯は英国唐草文をモール糸で織出し、地組織には紬糸を仕様。金糸を織り交ぜ帯の趣味性を高めています。 合わせた着物は紋お召。裏は色が反転して勿論単衣としてお召になるのも、着物の効力を発揮します。 この帯には、紬の着物も合うでしょう。もちろん後染めの着物にも。 昔は、洒落袋帯という呉服的な名称がありましたが(今でも)、今日洋装を含め、ドレスダウン、カジュアル化が進む中で、こうした帯を礼装的にも、カジュアル的にも どんな素材の着物に合わせるかで、様々なシーンで活躍する帯でないかと思います。 よい帯です。 *この場合の礼装的の中には、式服は、入りません。それと、よいものをドレスダウンさせて装うセンスが、お洒落なような気がします。あくまで私見です。
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