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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2009年10月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2009年10月24日(土)

新作の帯


京都展の用事でみえた一衣舎の木村幸夫先生に、織り上がったばかりの袋帯を見てもらう。『よくできましたね〜!』とお褒めの言葉を頂く。布に対して厳しい目を持つ木村先生に合格点を貰えるのは自信になる。

つづいて、初めてなか志まやへいらしたお客様にも見てもらう。
呉服をよくご存知の方のようだ。西陣の技術をもっと見直そう!という僕の記事に賛同されてくれていたようで、この帯も認めてくださった。

次には、目利きのきくお客様。
白の帯は沢山あるのよね〜と・・・でも、みたことがない織り味に
洛風林の帯とどっちにしようかと悩まれる・・・

などなど、お客様の反応は上乗!
自信をもちました。

柔らかものから硬いものにも、あわせたい!
これがまずは狙いです。
上質な無地感!これははずせません。
手頃な価格!軽さ!密度!
そして、光の表情の豊なこと!

これらの要素を織り込んだのが新作の帯です。
名前をこれから考えます!
うれしい、なか志まやのオリジナルです!

●2009年10月23日(金)

22:30着の佐川急便!京都より


きた!
16段階もの試織りしていただいた、無地の帯!
新作展にぎりぎり、間に合わせてくれた織元に感謝!


これは復活ていう言葉でなく、新生です!
感動した!
ひとつの僕の理想の形をした帯です!

白の無地の帯

イメージしたものより、さらに上質感があるのは、大塩工藝さんの
力量によるものです。

荷をあけて感動したのは、なかなかそうあるものではありません。
無理して?もってきた佐川にも感謝です。
ありがたい・・・

箔を使うから、光るものだけれど、光らせない
なんていうんだろう 籠らせたわけでないけど 制御してるように見える
まろやかな光 その白は日本の宝石、真珠のようなまろやかな艶なのだと

まずは、白ていう始まりなんだけど、ある意味この色は
極まった色なのだとおもう


追記:本家というかイメージしてた前作よりも、優れているのは
   たぶん、より肌理細かさ(きめこまかさ)のある織物に仕上
   がったからだと思う。眺めてて、さらにそう気づく!


●2009年10月17日(土)

呉服なか志まや 新作展 17日〜25日


青森からのいらしたお客様。洛風林の帯などを見て頂く。
一方通行の発信だけのHPで、お客様の手応えなどは、ここにいらして頂かないとよく分からないのですが、こうして全国に、なか志まやのHPを見て下さる方がいるのだと、あらためて実感しました。

名古屋、京都、大阪、福岡などこれまで主に西方面のお客様が多かったので、嬉しい限りです。一衣舎の木村先生は、今年は仙台で個展をやられていましたね。東北、北陸、北海道の方にもいつか行ってみたいものです。

10月30日より、一衣舎・京都展もあります。
搬入のお手伝いをするつもりです。いよいよ京都ですね〜
2005年、祇園祭にあわせて町屋で行った『呉服なか志まや 西へ』という仮想呉服店のイベントが懐かしく思い出されます。

●2009年10月10日(土)

試織


光の反射を上手く扱えることは、どこか芸術性があるような気がして、光沢感があったりする生地を好んで使うのかもしれません。

今日は銀座ギャラリー無境で、すこし照明が落ちた中で見事な輝きを放っていた、館山、 斎藤さんの『古渡り唐棧 算崩し紅葉』をみて、自然の輝きの強さを見せつけられたようでした。

さてさて、なか志まやは、まだまだベタに光らせています。
色んな箔を試しに入れてもらって、光り方を見てるのですが・・・

ますますひどくなった老眼には、きつい作業です・・・

●2009年10月07日(水)

試織


無地の帯を作るのに、16段階のバリエーションを見せてくれています。
織元に感謝。

異種素材の組み合わせの妙に気づかされて、もう何年にもなりますが、これでようやく復刻ならぬ、さらに進化したバージョンが出来そうです。

あくまで無地の帯なのですが、その無地をどう表現するかにこだわった帯です。
まずは、白。白の無地の帯。ここからスタートです。