●2003年10月08日(水)
デザインデパート 名古屋高島屋10階 ゴトウさんが出品したのは、手前から『ビー玉』、『向日葵』 『菊水』、『睡蓮』の4柄です。 畳のうえに衣桁で飾られたのが大御所先生のきものです。白地がかの有名な浅葉克巳先生デザインのきもの、フランスとポルトガルを漢字に翻訳?した柄。となりの濃い地は、久谷正樹先生の作品でした。あと3枚ほどとても有名なグラフィックデザイナーの先生のきものが、インクジェットの染めにより表現されてます。もはや、きものの染色技法の捺染と変わりのないこの方式には、着物の世界での大きな可能性を感じさせます。 そして、感じたこと。 亡くなられたある着物のデザイナーが言われた言葉、 『色彩は感情表現、絵柄は体型補正』 飾るためのきもの、、、、?着る為の浴衣! デザインに求められるのは、何!着る女性が生き生きと、美しく見える為のもの! 呉服屋の僕にはそれしか考えられません。だけど、きっとそうでなくても、ただ楽しめればいい、というきものも確かにあります。でもそれに30万以上かぁ、、、、 むかし、自分の現実の懐具合で着物を勧めるなと、修行時代に言われたことあります。『うーん!』自分がもし、ここの販売員だったら、なんていって大御所先生たちの着物をお客様に勧めるだろうか、、、? まぁ、今回はそういう催事でもなさそうなので、、いいかぁ!
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