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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2004年09月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2004年09月26日(日)

『SWITCH』最新号 家族!

 ブルータスに続き、またまたググッと心に響く雑誌の表紙。
内田裕也一家ではなく、樹木希林さんの家族です。婿がご存知、モックンで、奥様の也哉子さんは、希林さんそっくりで、長男の雅樂(うた)君、長女の伽羅(きゃら)ちゃんは、これから先どんな大人に成長するのか楽しみです。
 基本的にISSEY MIYAKEの服でスタイルングされている中で、伽羅ちゃんがおそらく留袖をからつくったドレスを着ていて凄く可愛い!
 希林さんはきもの好きだから、前になんかのきもの本でこのようなもの多分着せてたと思うけど、今回は裕也さんも入れた家族写真!
 そこにこのコーディネイトを持って来たのは素晴らしいセンスだと感じました。

中に書いてある家族の話も面白いけど、中でも『雅樂は、裕也が自慢なのね。裕也が家にくると、次の日友達に、『きのう、裕也が来たんだ!』と話すんだって』と希林さんが誰にとも無く、嬉しそうに話したらしい、、、

 奥さんにはどんな迷惑や苦労をかけたかも知れないし、実際今もそうなんだろうけど、孫にそんなこと言われる内田裕也はかっこいい!
 もともと、樹木希林さんを女房にするなんてセンスある、、、裕也は!

 僕が小学校の頃『時間ですよ〜!』で『ジュリィ〜』とやっていたおばあちゃんは
まったく年を取らず、むしろ若返って、僕が年をとって追いつこうとしているみたいだ。
 家族の中での僕のポジション(笑)
確かに3人の子供の父親、、、内田裕也一家の大黒柱は希林さん!僕も裕也さんと同じく大黒柱ではありません(失礼しました)それでも孫にあんなこと言われる裕也はやはり、かっこいい!まっすぐ伸びる幹はお任せして、複雑な形した『かっこいい枝』になりましょう!

『シャバダバよ!ベイビィー!』、、、それは矢沢か!?

●2004年09月17日(金)

    『BRUTUS』最新号!

 いい表紙だ!おもしろい。モード写真だから、ディテールまではよく分からない。
袴のラインと紐の構造も和服と違うようだ。ブルゾンはグッチでパンツはバーバリー、スタイリングが佑真朋樹さん(有名!)この袴は誰が?単純に剣道袴でもいいけど、、、それらしき、名前が書いてある、Yoshihiko Yagi。青山の八木さんなんだぁ、えっ否八木さんは確かKenjiさん だったような、、、あっ江木良彦さんか!
で、でもEgiでなくYagiと書いてある!?
 お二人とも着物の世界では超有名人だから、、、どっちなの!
こういうビジュアル系なら江木さんの方が手慣れていると思うし、スタイリストのつながりで仕事の依頼が行き易いけど、八木さんも雑誌媒体に強いし、、、
 どっちなんだ!もしかして、お二人ともでないのか!

 どちらにせよ、この格好で果たして街中をあるく勇気があるか?は別として(日本刀持つのもヤバそうだし、、、)お店で仕事するとき、いいかも!と思っています。
 仕事柄、膝をついて作業することが多いので、せっかくのお気に入りのパンツがすぐ、膝の所から白くなってしまいます。ですから、けっこうスエット系パンツを履いてお店にいることが多いので、とても呉服屋然としていません!いまさら、呉服屋らしく成るつもりも無いのですが、結構こんな袴の使い方は、パンツを守ってくれるかも。ちょっと真剣に服地から、ラフな袴でもつくろうかなぁ、と考えてます。

●2004年09月08日(水)

    ついでに、、、

 八掛のアップも!額縁取りするパターンが多いのですが、今回は通し柄にしました。この方がよく見えるしね!

●2004年09月07日(火)

江戸小紋変わり格子絵羽のアップ!

 9/6の画像がまったく無地のぼかしに見えるので、、、アップとりました。
濃い方が裾、薄い方が肩。わかりますか?

●2004年09月06日(月)

久々、江戸小紋羽を別注!

 結城の無地と江戸小紋を、なか志まやの定番としていたのは、独立したての頃でした。昔からスーツ感覚で着れるものを一貫して提案したいと思っていたので、その中で江戸小紋、特に三役はよく別染めにだしたものでした。今は、お召という素材がなか志まやの定番の生地になってますが、あるご縁から久々に別染めをしてみました。

 変わり格子を裾から肩にいくに従い、だんだん薄くなるように染めてあります。
田島さんの染めでとても上品な粋さが出るきものに仕上がったとおもいます。
 ドレスコードもカジュアルから準礼装までと考えてます。今回は名古屋帯を合わせてますが、すこし格のある袋帯も十分に合わせられると思います。

 裾からだんだん薄くなる柄のパターンは、織でも染めでも多用されますが、(今回の新作のドットお召しも2枚そのパターンで絵羽にしてます)やはり、顔うつりがよく見えますね。濃度の変化の絶妙な手仕事で染めて頂いてます。

 今回の地色の候補は6点ありまして、染め屋さんがコンピューターでこの型のデーターをもとに、裾、肩の色変化を見せて頂けました。本来なら寒色、グレー系がなか志まやらしいのですが、全くの気分で、『茶っ!』通年つかえる茶系を目指してます。

●2004年09月05日(日)

米沢紬パート2

 経糸を先染して、緯糸は真綿の生成りをそのまま織り込んであります。
経、緯別な色で織り出された無地の結城紬の風合いと少しうねりのある生地感は、ざっくりウオッシュドされたビンテージのジーンズのようです。
 帯は小熊素子さんの帯をまたのせてます。

●2004年09月02日(木)

     玉虫正直さんの諸紙布の帯

 嫁にださないかわいい帯です。いつもしまい込んで、ときどき眺めて、にんまりしています。ずいぶん前にお客様に『なか志まやさん、売りたくないもの一杯あるでしょう!』と言われた事があり、冷や汗ものでしたが、無意識のうちにそういう見せ方をしているきものや帯などあるかもしれません。
 そういえば、玉虫さんのぜんまいの格子絵羽の着物、嫁にでました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。あのぜんまいの手織のきものです。嫁にでました、、、

●2004年09月01日(水)

米沢の紬に、

 まず最初に浮かんだのがこの帯び合わせ。小熊素子さんの手織九寸名古屋です。
一衣舎さんの個展で、木村先生にご紹介していただきこの帯を買わせていただきました。草木染『桜格子』、コチニールと臭木とバラで染められてます。着物は織機ですが、この帯で全体のグレードがあがったように見えます。そして作家のお人柄で良心的なお値段がまた嬉しい所です。