●2013年08月29日(木)
海外でも馴染む着物姿 とっておきの白の麻着物という記事で紹介した着物と帯を、きものギャラリー睦月の横山さんが、イタリアでお召になって下さった様子が伝わってきました。 私は静の着姿よりも、こうした動の着物姿の中で切り取られた一瞬が美しいと感じますし(決められた和服ポーズはあまり好きではない)、その為には着付の技量、身体のさばきなど熟練したものがベースにあるから、着物や帯、小物などの取り合わせの美が活きてくるのだと思います。 白い日傘が合うだろうなーという想像をはるかに越えて、おそらくどんなお洒落なイタリア人のカジュアルよりもお洒落であったはずです。この着物も上布という、ある意味、究極のカジュアルですから。西洋の夏のカジュアル、それは意地悪な言い方をすれば弛緩した露出、、、とは真反対の日本の夏衣装の美しさの一例になる、、、そんなことを感じさせてくれる画ですね。
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