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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2010年07月の店主日記
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●2010年07月01日(木)

呉服に関して、目の肥えたお客様が、なか志まやのセレクトした着物の中に『いいものがあるね!』と評価していただけるのは、とても光栄なことで、それはどうコーディネイトするかということはさして問題でなく、染めや織りの力なのだと思います。

呉服にまだまだ入り始めの方でも、専門的な単語を例え知らなくても、布の力に気づく方は多くいらっしゃいます。質感でありデザインであり、それは様々ですが、それを着物の着姿として、しっかりとイメージさせてあげる作業は時間をかけて入念にしなければなりません。

着物のラインは変わらなくても、着物を着る意味はどんどん変わって来ていて、それは昔ながらの着装ルールも当然です。色の取り合わせも随分と変化しています。
なか志まやは、そういう時代の変化を見極めながら、着物を纏う、帯を結ぶというこの行為に潜む本質を常に掘り下げながら、着手に長く愛される着物を追い求めて行きたいと考えています。