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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2008年06月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2008年06月25日(水)

    名古屋 月日荘にて7月5日より3日間

 今年の夏にも名古屋へGO! 行かせて頂きます。
基本、旅は好きなのだろうと自分のことを考えます。ただかなりの貧乏性なのか
なんとなく仕事がらみとか、そういう雰囲気は好きです。
まったくオフ状態でいるのはどこか、後ろめたいのかな・・・
 昔、浜野安宏氏の、仕事を遊び、遊びを遊び・・・というフレーズの言葉を
パルコ出版からの書籍で読んだことがあるけれど、一人でする仕事はどこか
博打に近いし、コストマネージメントなどはかなり苦手な分野でしょう。というか
徹底できない。仕事じゃなく趣味だよねて、言われたことがあるが、まんざら
外れてはいないと自嘲してしまうこともある。

 澁澤龍彦をオマージュした図案を芝崎さんに依頼して、ようやく完成をみた。
よくぞここまでの図案に仕上げてくれたと、感謝している。
 この図案の基幹になるものは、本棚である。目に止まりがちなドクロや球体関節
人形ではない。本という美しい存在が、そのなかに無限の世界を内包しながら
書斎の主の明確な嗜好をもとに集められ並べられて、洗練された調度品のような
趣がある。それを縞や格子のように感じたことからこの図案は始まっている。

 本をそれほど読むことがない人生を今迄送って来たが、この図案と向き合い始めると、自然と本を手に取る機会が増えた。いまここで、これからたくさん本を読みますとは言わないけれど、本はとてもデザイン的に美しいものであると、あらためて認識できたので、すこし収集するかもしれません。



●2008年06月23日(月)

    気っ風市にご来場頂きました、皆様へ。

 
    本当にありがとうございました。

    仕立て上がり迄、今しばらくお待ちくださいませ。

●2008年06月20日(金)

     『染め上がったドラコニア・サロン』

 古めかしい道徳は、暗礁です。

 こんなものに乗りあげたら、たいへんだ。

 欲望という、美しい灯台の光だけを

 目標にしていればいい。


            澁澤 龍彦

●2008年06月13日(金)

   『ドラコニアサロン 雛形』

 

 私はもともとスタイル偏重主義者で
 
 いわゆる作者の体質から自然とにじみ出てくるような

 無感覚な 自然発生的な なまくらな文体は大嫌いなのである

 とくに幻想的な物語の

 リアリティーを保証するのは

 極度に人工的なスタイル以外にはないとさえ考えている


                澁澤 龍彦



●2008年06月11日(水)

        『ドラコニア・サロン』


 澁澤龍彦氏へのオマージュです。