●2013年05月16日(木)
うす羽織 帯付き姿で歩くのは心もとない、、、という感覚はよく分かります。かといってこの時期に着物の上に羽織るものは、素材感、染め、文様、、共に非常に難しい。 着物は縫い締め絞りような文様を織り出した丹後のお召 帯は仁平幸春氏の日月帯 帯締 帯揚 羽織紐 和小物さくら 羽織にした反物は、経て絽にも似た素材ですが薄物の羽織用に織られた特別な生地に、黒と茶が解け合ったような市松がほのかに染まっています。角度によって初めて市松と気付く位に淡い濃淡で市松になっています。 着姿の前は、このように日月の文様が見えますが、特に期待したいのが後ろ姿。太鼓に染まった日月文が、この薄物の生地に透けてどのように見えるかです。 薄雲がかかったような景色になるのでしょうか、、、 早く着姿を拝見したいものです。
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