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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2017年03月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2017年03月21日(火)

24日(金)からの名古屋三人展では、早くも夏物の新作が登場します。

画像は夏塩沢。まだ桜がほころび始める季節、肌寒い頃かもしれませんが夏物は早い者勝ち!良い物(特に織もの)は数が少なく早め、早めに検討されることをお勧めいたします。

『なか志まや・一衣舎・komamono玖 三人展』
名古屋市本山 floatにて
3月24日(金)〜28日(火)5日間
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
名古屋市千種区四谷通2−8 YOU YOTSUYA 3F
(アクセス:地下鉄東山線本山駅5番出口より徒歩2分ほど、桃巌寺の向かい)

●2017年03月19日(日)

勝山健史 白雲練貫バーズアイ なか志まやオリジナル

アパレルの服地を参考にして、勝山さんの塩蔵の糸を使い白雲練貫(しらくもねりぬき)として織って頂きました。

3月24日(金)〜28日(火)の名古屋三人展に持って行きますので是非ご覧下さい。無地感覚の絹織物をお探しの方、染め無地の変わりとしてニュアンスある質感無地をお探しの方、準礼装の帯まで合わせて頂ける着尺です。帯次第で、様々なTPOで活躍してくれる着物になると思います。色目も白ベージュ、帯や小物次第で自由に季節感を添える事が出来ます。


●2017年03月18日(土)

着物 鷹興織(ようこうおり) 浮き織 ver1
帯  ヴェローナ花文九寸帯

諏訪豪一の工房で草木で糸を染め、無地感の花織を作って貰いました。
名古屋三人展でも初お披露目の鷹興織。基本は置賜紬の要件を満たしながらさらに新しい括りで企画された着物です。この他、ver2、そして佐藤新一さんの工房で作られた浮き織段の着尺も秀逸です。袷仕立ては勿論良いですが、単衣にされて春単衣と秋単衣、そしてまだ暑い10月に着こなして頂ければと考えています。

帯は非常に軽く織られた生地にモール糸使いの名古屋帯です。名古屋での気っ風市のコーナーに出品します。とてもお値打ちだと思います。


『なか志まや・一衣舎・komamono玖 三人展』
名古屋市本山 floatにて
3月24日(金)〜28日(火)5日間
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
名古屋市千種区四谷通2−8 YOU YOTSUYA 3F
(アクセス:地下鉄東山線本山駅5番出口より徒歩2分ほど、桃巌寺の向かい)


●2017年03月11日(土)

仁平幸春 日月文の染め帯

角帯用にデザインされていたのを、女ものの名古屋帯にして貰いました。
黒い地色なので軽めの生地にしてあります。以前の月帯シリーズでは金、銀彩をロウムラのように重層的に染めていましたが、この帯はまた新しい染め表現。モダンなデザインなのですが、どこか淋派的な趣きもあります。

着物は鷹興織(ようこうおり)・浮織バージョン。袷は勿論ですが、単衣にされても良い着尺です。

●2017年03月08日(水)

藤井礼子さんが主催する工房。手描きジャワ更紗 Reisiaの新作です。

ジャワ島北岸、『花更紗の町』として有名なプカロンガンに1860年代から1900年代半ばまでvanZulen(ファン・スイレン)姉妹の工房があり、インドネシアの女性の憧れの更紗だったそうです。そのファン・スイレンの更紗をオマージュした新作です。押さえた赤と青のコントラスト、緻密なチャンティンの技法が美しいです。

なか志まや新作展&気っ風市は、12日(日)まで開催しています。12時より営業です。

●2017年03月07日(火)

仁平幸春 コプトの丸文帯

本歌はコプト初期 ローマ帝国属領時代の肩掛の紋飾り、4世紀頃の
ものです。経緯ウール、技法的には綴織に縫い取り線とされています。
コプトの図録から仁平さんに頼んで和装の帯にして貰いました。

帯の素材は、本歌が持つ性質を彷彿させるような野蚕糸入りの紬地。
太鼓は丸文、腹の柄は丸文と葡萄蔓紋が配してあります。
大昔のコプト裂が、現代の和装として見事に変換されています。


*なか志まや新作展&気っ風市 12日(日)まで開催しています。12時よりお待ちしております。

●2017年03月05日(日)

美術工芸 啓(ひらく)さんの新作入荷しました!

礼装の帯として、超著名な織元、または作家以外で何か良い袋帯はないかと探しておりました。それも量産タイプではなく、じっくりと丁寧に作られたものを。
その一つが、美術工芸 啓さんの帯です。昨年よりお願いしていましてようやく入荷しました。まずは2本。

一つは啓さんの定番柄でもある『新熨斗目』柄、そしてもう一つは『七宝菱繋』。絹糸は独特の光沢を放つブラタクの生引きを使用、外注に頼まないで殆どの工程をご夫婦二人でされています。その為、生産性は極めて低いのですが、アパレルのハイブランドのファッションを意識した色使い、今の礼装に良く合うモダンなデザインが、なか志まやの好む礼装に良く合います。

とにかくあまり数がないので、常に沢山は扱えないかもしれませんが、なか志まやが提案する附下、訪問着に良く合う透明感あふれる質感の帯だと考えております。