●2012年03月28日(水)
上田紬・小山憲市さんの工房へ 小山さんに初めてお会いしたのはもう7〜8年前になるだろうか。今回、初めて小山さんの工房を訪ねて上田市に出向いた。一衣舎の木村先生と共に。 道路のインフラ整備が整っていて、新宿からでも2時間30分で上田市に行ける。案外と近いのだ。 お互い『変わらないですね〜!』と言いながら拝見した小山さんの作品は、初めて拝見した時よりも大きく変わっていた。それはイコール、僕自身の織物に対する考え方もあの時より成長しているはずだ。今日拝見した作品と、そのお話、なにより『糸』の話、、、この7〜8年の間に、一衣舎の木村先生から教わったこと、自分が様々な染織を見て来て感じて来た事、学んだこと、、その一つ一つが、この眼と指先に感じられた時であったと思う。 小山さんの落ち着いたトーンで喋られる(少し名古屋訛りを感じたw)話が、どんどん頭の中に入ってきて、ああ〜そういうことね、、、ああ〜これね、、と物凄い勢いで脳内の引き出しの中を開けていく感覚だった。だから寝不足な帰りの運転のはずが、アドレナリンが出たような状態で全く眠くなく、感覚が鈍ることがなかった。 無理を言って3点、東京に持ち帰った。オーダーしたものは、すぐには手元には来ないのだけど、まずは、この経糸の使いが絶妙なものを選んで、ご来店頂いくお客様にお見せしたいと思い。。。
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