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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2010年03月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2010年03月19日(金)

角帯の寸法を,,,


これは箔を使わない佐賀錦の八寸帯に出会い、数寄者の男性のお客様に、これで角帯は如何ですかと作ったものです。はじめは、僕と半分にしましょう〜など、いい加減なことを言ってたのですが、いざ仕立てるとなると、細かい寸法や裏地が気になり出し、お客様もお持ちの角帯の長さ、巾を検証なさり、様々な寸法の角帯の中から、ようやく寸法が決まり、仕立てる段階で芯入れとかも考えたのですが、最終的には、八寸2分巾の帯から三つ折りで仕立てることにしました。

すると芯の替わりもできて、適度な張りもあり締め心地良さそう!肉厚もちょうど良さそうです。
結局、八寸名古屋のほとんどを使い切り、いったいこれは幾ら請求してよいものか・・・と

あらためて思うに角帯は、巾も長さもまちまちです!
そういえば、むかし龍村の九寸から作った僕の角帯は、2寸8分巾があり少し広いかな〜とも。貝の口好みか浪人結び好みかによって長さも違うでしょう。

帯結びは確かに長ければ融通が利きますが、決めかねる難しいところもあります。


●2010年03月10日(水)

月日荘にご来場下さった皆様!本当にありがとうございました。
明日より、別染め、仕立て等に入りますので出来上がり迄、今暫くお待ち下さいませ。センスよく丁寧な仕事を心がけて参ります。

心ないそして無知な着付教室の先生が、新調した名古屋帯を、袋には短過ぎる、名古屋には長過ぎると、プロとは思えない馬鹿げたケチを付け、深く傷つけられた子鹿のようなお客様に、居合わせて頂いたお客様や皆で急遽着付教室が始りました。それぞれベテランの着手のアイディアに眼から鱗です。Kさん!特にありがとうございました。ご苦労様でした。

きんのじの大将と女将さん!そして可愛い赤ちゃん。ありがとうございました。
頂いた器は、料理ではなく着物の小物など、ディスプレーなどで使いたいと思います。大事にしますね。6月も参ります。

那古野のギャラリーP+ENさん!
オープンおめでとうございます。これからますます円頓寺商店街を盛り上げて行きましょう!はね海老の海老フライ!ニシあさひの卵サンドと共に有名になって欲しいですね。紺のエコ巾着系風呂敷ばっく!着付道具を入れるのに、ばっちり!帯板迄すっぽりです。また注文します。

満掌のおかみさんとむすめさん!
こんどもシジミ!3人前くらい頂きます。毎日ここで食事すれば、あんなに肌がすべすべになるのでしょうか・・・

岐阜の睦月さん!
次はいよいよ、一衣舎展ですかね!
実際にお邪魔すると何もない!というところでなく(それは目の前が開けているだけでした)、もの凄い可能性を秘めたお店であり、土地なのだと思いました。
そして本当に美味しい飛騨牛でした。ありがとうございました。名古屋の友人に自慢します。

そして、月日荘さん!
6月は芝崎るみのレクチャーとなか志まやとの漫談です。
今から盛り上げて行きましょう!

一衣舎さん・・・雪道大丈夫だったかな〜
中央高速回りは、木村先生のお気に入りです。
僕は東名で4時間缶詰になるという凄さで、岐阜から東京まで9時間も掛かってしまいました。こんな渋滞は初めてでしたね〜はぁ〜疲れました。

追記;画像は一衣舎さんのブログから拝借しました。

●2010年03月03日(水)

西陣お召に日本工芸会正会員 伝統工芸刺繍作家:森康次による刺繍


七段階に縞を細くした紋お召のなか志まやオリジナルバージョンに、付け下げ取りした刺繍を施してあります。

ここは、左内袖の部分、万筋並の縞と千筋並の縞の境。
繍糸も白消しからグレーにグラデーションがつけてあります。
見事です!

タイトルは『悠遠』

●2010年03月01日(月)

京都 上賀茂 アトリエ森繍


今年の1月下旬に、上賀茂のアトリエにお邪魔して作品に依頼をして来ました。ちょうど東京の有名店での展示会を控えておられお忙しいところをお邪魔したのですが、なか志まやは自分の処のお召に、どうしても緻密な刺繍が必要だと思いお願いにあがりました。自然のモチーフをモダンなデザインで表現される森 康次さんの刺繍は工芸性の高い繊細な刺繍です。明日、その作品が届きます!