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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2005年03月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2005年03月31日(木)

     神殿、、、、、?

 東京のど真ん中のバビルの塔の下に、この空間があります。
ここは『神殿』と呼ばれていて、普段は別な用途で使用される神聖な場所らしいです。今日はフランス人の写真家の個展が特別に開かれて、そのパーティーに招待された真矢さんのお供でまいりました。
(おお〜なんか世界が違う!!!)

 いままでいろんなギャラリー会場は見てきましたが、ここはかなりのインパクがありました。もともと間接照明を上手に利用したここのホテルは、夕刻から訪れると『カッコいいね〜!』て痺れる場所です。実は昨年の夏、『BRA なか志まや』という浴衣を着たお遊びをしたときも(2004年7月の日記を見てください)、ここのホテルを着付基地にしたんですが、やはりかっこいい!
 今日の真矢さんの装いは、なか志まや的な訪問着にビロードの羽織です。
この柔らかい光の空間にとてもよく映えました。そして今日初めて、真矢さんがパーティーに着物で出席してる処を目の当たりにしまして、以前からよく聞かされていた『周りの方の反響!』を目の当たりにしました。
着物姿で出席することの、効果!とでもいえるでしょうか?
つぎつぎと真矢さんの前に、人が集まってきますw(これは、それがようやく一段落してパティーも終わりの頃のスナップです)

 自分の作品!?を纏った方がどんな風に、まわりの方から、そして自分の目に映るか、、、、を確認できましたw
 都会的なきものを、、、とず〜と言い続けて、その完成された姿をみて、こういうシーンなんだな!と。
 ただ、そういうシーンに映える着物を目指しながら、こういうシーンは大の苦手!!!というのも再認識しましたけどw
 やはり落ち着かない、、、汗 結局多くの時間をホールの喫煙場所ですごしました(笑)

●2005年03月24日(木)

阿修羅城の瞳』完成披露試写会 其の2

  『宮沢りえさんからのお言葉』

 プレミア試写当日は雨、、、最近とても大切な日が雨なので、、、実は雨男かとw
呉服屋にあるまじき人間ですが、、汗 都内某ホテルの一室で着替え、蒼々たるメンバーの集合にホテルの一フロアーは物凄い雰囲気です。渡部さんの隣の部屋が宮沢りえさん、、、もうすでに着替えも終わり、なんと黒繻子の帯に髑髏が浮かび上がるような帯を、、、、凄い!引き込まれそうです!まさに、阿修羅!
 我が渡部さんはスタイリシュな黒のきものを、、、スタッフの皆さんから『かっこいい!!!』て言われて内心安心しました。試写会場の控え室でキャストが全員集合!ここで初めて、樋口可南子さんのきものを拝見!
 『うん!きものまわり、、、笑!』
それに、着付スタッフ、メイクと取巻きが多いこと。本番前にはまるで着物のスチール撮影のような入念なチェック!
 かたや、渡部さんもりえさんも染五郎さんも談笑!
着物の事など着てしまえば、忘れているよう!渡部さんの羽織の衿の返りが甘く、凄く気になる僕は外でそわそわ!ようやく本番の前にすかさず直しに入り、渡部さんの着物のあちこち引っ張ってると、、、、そこに
 宮沢りえさんが、、、、僕のところに近寄って来て
『今度、私にもこのきもの作ってくださいね!』の一言!!!!!驚

ぼくも、りえさんに
『その帯すごいです!』と。すると『古いものですから!』
『分かりました!ありがとうございます!』、、、、、(たぶん、もう少し会話したと思うのだけれども、、、覚えてない、、泣)

そして、そのあと渡部さんの着物の何処をひっぱたのかよく覚えていません(汗)
自分の仕事を褒めて頂けるのはうれしいです。ご本人、その関係の方、、、、、
しかし、今回は事情が違います!一度もお会いした事ない、この僕に宮沢りえさんのほうからこのような声をかけてもらえるなんて、、、、

うれしい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
 おそらく渡部さんが控え室で、りえさんに聞かれて、いろいろ僕の事を説明して頂いたのかもしれません。でも例えそうだとしても、そしてただの社交辞令?だとしても、りえさんからこのような言葉を掛けてもらえるなんて、、、泣

 本番は渡部さんのアイディアで、着物の裾をまくり、赤と黒の横段の襦袢をちらちら見せながら歩くというパホーマンスをしていただきました(感激)
 この画像は、試写会終了後、ホテルに一室で撮ったものです。
芸能のきものの仕事は、なか志まやではときどきやります。(ちょっと最近多いような気がしますが、、、、)
 でもスタイリストというよりやはり呉服屋的発想です。渡部さんの着物も、このまま街に出ていけます。ですからまったく奇抜ではありません!(と思うけど)
ただ、やはりどこにもない呉服屋としての発想をしたいです!

 都会的な着物、、、はどの呉服屋も雑誌も言い始めて、もはや新しさがありません。むしろそれが定着しました。だから、このとき自分はもう少し先を見なきゃ!て実感しました。あたらしい都会的という着物を、、、、考えてその表現方法を考えておかないと、、、、、汗

 宮沢りえさんに着物つくってプレゼントしようかな〜!(おいおいw!)



●2005年03月23日(水)

   『 阿修羅城の瞳』完成披露試写会

 市川染五郎さんと宮沢りえさん主演の新作映画。
ぼくは、数年前に新橋演舞場でりえさんの替わりに、富田靖子さんが演じられたのを拝見した事があります。今回は舞台から最新のVFXを駆使した豪華絢爛アクション・エンタテイメントとなっています。なか志まやは敵キャラ安倍邪空役渡部篤郎さんの記者会見用のきものを一式つくりました。
 染之助さん りえさん、それにあの樋口可南子さんも名キャスト、監督全員きものという指令が松竹から参りまして(笑)、wowowドラマ京極さん『巷説百物語』以来請いにして頂いてる渡部さんから、、、、『先生!(何故かこう呼ばれてる、、、、ちょい微妙w!)何かいい着物出来る!』と携帯に例の渋い声で掛かってきました。
 とはいえ、時間がない!京都出張が翌々日にあったりして、本来は焦る所なんですが、、、、すぐにイメージが湧いたんです。あのきものだ!て
『阿修羅城、、』の公式HPで渡部さんの衣裳は確認していたので、より明確にこれで大丈夫て!
 代官山の事務所ですぐに生地チェックして、仕立てに、、、
決めてないのは、足袋と雪駄であとはすぐにOKもらいました。

 つづく、、、、、


●2005年03月08日(火)

 WOWOWドラマ 京極夏彦原作『巷説百物語』完成試写

行って参りました!
主人公又市の衣裳を担当しました私としては、どのように撮れてるか不安。。。。。で、その出来は!?
http://www.wowow.co.jp/kowai/index.html
サイトが更新され、いろいろ画像みれるようになってます。
 コアな京極ファンにとって、又市の衣裳は今までと全く違うものなので、賛否両論あるとおもいます(汗)ご批判はお受け致しますwあくまで、キャップテン ジャック スパローにこだわったあの感じ、堤さんがその提案に賛成してくれたのか、結局ご本人から聞くチャンスはありませんでしたが、唯一僕が関わってない又市の衣裳(つまり、松竹衣裳さんがおやりになられた)が、僕の用意したきもの以上に『カリブの海賊』してましたから、、、、、w
 なんとなく納得しました。

 さすが、時代劇の衣裳さんです。勉強させられます。
あと、ひとつ、、、、堤さんの『下ネタのギャクセンス』
なぜか、強力なシンパシーを感じますw
『トリック』をご存知のかたならお分かりかもしれませんが、、、エロ呉服屋を満足させる、下ねたギャクですw
小池栄子さんの可愛らしさにも目をひかれました!
決して巨乳の贔屓目ではありません。極めて冷静です、はい。
 とにかく新しい時代劇を目指した!とおっしゃる通りの出来だとおもいます。
 渡部篤郎さんファンは、必見でしょう!だって、あんなシーンがあるのですから、、、、自分がファンなら●●ちゃいます!

 てな感じです。WOWOW放送なんで多くのかたがご覧になれないと思います(汗)だぶん、すぐDVDもでると思うので、暇があれば見てやってください。
 お色気シーンのひとつ、着物の定番の
『あれ〜〜〜〜〜!!クルクル!!!あれ〜〜〜!!』
の本番の最中、モニター脇で引き笑いしてる私がいるんだ、と思いながらw