●2010年02月19日(金)
坂口鶴代さんの画
無境の塚田さんのお陰で、坂口さんの画を知る事になった。実物を見た事がないが、知り得た2点の作品にとても共鳴して、こういう質感を染めとか織りで表現したいと考えている。来店してくださったお客様が、無境のことをご存知でいろいろ貴重なお話を聞かせて頂く。自分の考えることに賛同もしてくれて、一人の染めの作家さんについても共通の認識だった。この方なら染めてくださるだろうと。 その眼が肥えたお客様にウズベク花文をモチーフにした八寸の織り帯を見て頂く。 坂口さんの抽象画と同じように、織り味と色とデザインの面白さを分かって頂きとてもありがたい。自分が呉服屋として向かう一つの方向性をあらためて掴んだようなきがしました。呉服屋はお客様によっても育てられるもの、これからもいいものを探して、作って行きたいと強く思います。
|