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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2010年02月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2010年02月19日(金)

坂口鶴代さんの画


無境の塚田さんのお陰で、坂口さんの画を知る事になった。実物を見た事がないが、知り得た2点の作品にとても共鳴して、こういう質感を染めとか織りで表現したいと考えている。来店してくださったお客様が、無境のことをご存知でいろいろ貴重なお話を聞かせて頂く。自分の考えることに賛同もしてくれて、一人の染めの作家さんについても共通の認識だった。この方なら染めてくださるだろうと。

その眼が肥えたお客様にウズベク花文をモチーフにした八寸の織り帯を見て頂く。
坂口さんの抽象画と同じように、織り味と色とデザインの面白さを分かって頂きとてもありがたい。自分が呉服屋として向かう一つの方向性をあらためて掴んだようなきがしました。呉服屋はお客様によっても育てられるもの、これからもいいものを探して、作って行きたいと強く思います。

●2010年02月16日(火)

お客様の着姿を全て見ている訳ではないけれど、これは福岡で二人展をやったとき、初年度に一式作って頂き、その翌年に今度は洒落袋をということで警固神社の会場で選んだ時の画像である。
横段の絵羽のお召もお客様のように品がよく、僕も凄く気に入っていて、勿論お客様にも凄く似合われて、この帯合わせも好きだった。久々に画像を見つけてやはり好きな取り合わせだなーと思う。この翌年の夏にお客様が体調を壊されたと風の便りで聞き心配になった。今はお元気でいらっしゃるだろうか。
昨年は福岡に行く事が出来なかった。まだまだ少しだけれど親しくして頂いてるお客様もいらっしゃる。警固神社はとても便利だけれど毎週のように着物の展示会があって、それには少し辟易するけれど、お客様がいらっしゃる限り近いうちに顔を出さねばならないと思う。

●2010年02月15日(月)

冷たい雨の中、多くの方に来店頂けて感謝いたします。
今日は、ご贔屓にしてくださるお客様の他にも、倉敷から久々のお客様。
『頑張って続けているのはえらい〜!』とご褒美に買って頂く・・・
こんな雨の中、本当に申し訳ないやら、ありがたいやら
来店して頂いた、すべてのお客様にすこしでも気っ風のよさをとあれこれ考える。

日月の帯は、DMを見て来たけど実物のほうが断然いいと皆様に言われて安心した。
極めて単純なデザインを丁寧に織り上げたものだから、この帯から感じる奥行きに、自分の眼も狂いは無かったとますます愛着が湧く。

それと三丁箔の絵画的帯・・・これにも多くの方に素晴らしいねと褒めて頂く。
僕は無境の塚田さんも、もしかしたら、良い帯だねーと褒めてくれるのではないかと
今一度、塚田さんの本を眺めたりして、美しいものとはなんだろうと自分なりに想いを巡らせてみる。

着物は空間的なもので、それに大きな変化は望まないが、帯は絵画や掛け軸や置物や生け花のようで、なにを設えるかでその空間は大きく変化する。
僕はそういう捉え方で着物と帯を取り合わせていると思う。

『真に美しいものは、常に新しい』というのは洛風林の初代のお言葉だったか。
日月文錦帯は、その言葉を見事に具現化して僕に見せてくれています。

追記:古伊万里を丸文として、多くの型紙で染めた小紋が素晴らしい。これは数年前に黒地で絵羽羽織にしたものの着尺版だが、濃いグレー地のこの小紋は着物としても羽織としてもかなりいいと思う。

●2010年02月13日(土)

今日から気っ風市!


前日から日にちをまたいで当日の朝まで準備するのはいつものことで、今回も夜中の3時過ぎにようやく形になりました。風邪で体調を壊し今週を全滅させてたので細かい処で準備の行き届いてない処がありますが、なんとか今日から出来そうです。

今回は帯に対する思い入れが強い会となっています。
少しでも多くの方に見て頂ければ幸いです。



●2010年02月01日(月)

気になる  木