●2009年02月01日(日)
気っ風市出品の 帯 其の一 人間国宝の喜多川俵二氏の有職織物、厚板綾格子文(九寸名古屋帯) 父の喜多川平朗氏の帯は、よく拝見していまして お客様にとってもある種のステータスとなるような帯でした。 色使いや柄が、なか志まやにはおとなしくて、これまであまり縁のない 織物でありましたが、今回は俵二氏の帯を注文してみました。 基本的に見本裂を拝見して発注するのですが、この格子は目を惹きました。 全くもって完成された世界観を持つ帯なのですが、こうして真綿の着物や お召、染めの着物にもコーディネイト出来そうな配色と織り味です。 歴史の中で成熟した柄ですので、当然、見飽きない。 長く愛用して頂くことを目指す呉服屋としましては、やはりひとつは 欲しいところです。
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