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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2017年01月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2017年01月26日(木)

『ダブル・タケシ』
漫才コンビ名ではありません。武資と健史、北村武資さんと勝山健史さん。

着物 綺芙織  勝山健史
帯  経錦袋帯 北村武資

なか志まやでは基本色をグレーの濃淡、ベージュの濃淡、その中で色を決めることが多いのですが、和装においてこのくらいの濃度で茶を着こなせるとお洒落なんじゃないかなと思っています。

●2017年01月24日(火)

今日のお客様

着物 野乃花菜工房 草木染めまるまなこ綾織
帯  諸紙布九寸帯 更紗

絹艶が美しい綾織りの着物です。紙布に更紗を染めた帯を。非常に軽くて紬地とは違う風合いが楽しめます。青と茶の更紗の挿し色が着物にアクセントを与えています。

●2017年01月23日(月)

広衿道中着コート 織司なかむら西陣お召製

道中着コートの衿の型は様々ありますが、なか志まやでは広衿仕立て(着物衿)をお進めすることが多いです。そのほうがエレガントな感じがするからなのですが、着物と同じように衿を折りながら着用せねばならない(着物よりは簡単)ので、少し手間が掛かかります。

このタイプのお召しで、道行きコートもそのほかコートも作ることが可能ですが、ドレープが美しい織司なかむらのお召しでは広衿の道中着がより生地の特性を活かしているように考えます。


●2017年01月21日(土)

『洛風林 日月文錦本袋帯 勝山織物製』が入荷しました。なか志まやではこの帯でおそらく八代目。銀箔を燻した絶妙なグラデーションが、シンプルな丸い文の全通柄を味わい深いものにしています。

着物は草木染め(さくら)のまるまなこ綾織の着尺。昨年の夏に企画したもので、ようやく織り上がって来た無地感覚の『綾織または浮き織』の中の一つです。まずは3色展開をしています。

●2017年01月20日(金)

太鼓の潔さが魅力です。太鼓を眺める角度によっては、箔の輝きが地色(白汚し)に同化してしまうように見えるのが不思議です。締めてしまうと全て隠れてしまうのですが、金、銀の丸が全通で続きます。

●2017年01月09日(月)

『染めの着物に染めの帯』

着物 波よろけ縞 染め小紋
帯  吹き寄せ柄 染め帯

なか志まやの定番として染めている小紋型、波よろけ縞。経てよろけ、緯(よこ)よろけ縞などがあり、長着は勿論、羽織にもお勧めしている着尺です。

松葉を印象的な使い方にした染め帯、吹き寄せは袷の時期を通して使え重宝する古典柄ですが、どこかモダンな印象がある秀逸なデザインと、本格的な京友禅の技法が活きている染め帯です。

染めの着物に織りの帯ではなくて「そめそめ』。着物の波よろけ縞を『水』に見立て、主題の『吹き寄せ』を際出させる趣向です。