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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2016年01月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2016年01月30日(土)

今日のお仕度  『染織家 志賀松和子の作品』

生繭そして乾繭からご自身で糸を挽き、作り上げる布に応じて、時には練り、時には生絹の無撚で、基本は草木染めですが、化学染料も使い糸を染め織り上げたのち、湯通し・天日干し・砧打ちの仕上げまで一人でやられている方です。

なか志まやオリジナルの『生絹・杉綾織(ヘリンボーン)縞長着袷』。帯は勝山健史さんの『ルーマニア華文』、この着物に合わせて織って頂きました。
ドレープの美しさから分かるように、生地はしなやかなのですが、芯が中に隠れているような生地風とでもいいましょうか。柔らか過ぎず硬過ぎずという感じです。お召などの強撚糸系のドレープ感ともまた違い、様々な絹織物系の中でも、一線を画しているのではないかと自負しています。
志賀松さんとなか志まやで追い求めていた一つの布の形を存分に具現化してくれました。

これからはシワの感じ、着る度に変化していくであろう生地の風合いなど、お手入れをさせて頂きながらさらに検証していきたいです。
小物は帯締、帯揚共に、和小物さくら製です。

●2016年01月27日(水)

今日のお誂え 『広衿の道中着コート』

和装においてもこの時期はコートは欠かせません。なか志まやでは道行きコートよりも、道中着コートタイプをお勧めしています。理由は、広衿の道中着ですと、コート衿を着物と同じように中に折って着るのですが、そのほうが着物の衿のラインなどに沿っていて自然に見える事、優雅な感じがするとわたしは考えているからです。

今日の道中着は、生地がインドネシアで織られた浮き織の変わり生地に、その地紋と同じような柄を染めたものです。羽裏は青味nある表生地に合わせて、単彩の更紗柄を。なかなかよい雰囲気のコートが出来上がりました。

●2016年01月26日(火)


●2016年01月24日(日)

『新作展、そして気っ風市』が始まりました。

お客様の取り合わせ、勝山健史さんの帯に着物2題です。
『志賀松和子 生絹平織無地』と『染の小阪 シダ小紋』、『織の無地に染めの小紋』どちらにも染織の確かな技術を感じます。とても品の良い組み合わせになりました。帯締、帯揚は共に和小物さくらです。

東京も寒さが厳しく、全国的に猛烈な寒波が来ています。皆様、どうか気を付けてお過ごしくださいませ。

●2016年01月23日(土)


●2016年01月22日(金)

着物 柳 崇   矢車地賤機織

帯  勝山健史  塩蔵繭 団唐草文

着物と帯の取り合わせの色目も好みなのですが、下の画像のアップ画像のように素材感の響き合いも感じます。美しい織物です。

●2016年01月21日(木)


●2016年01月18日(月)

川村成(かわむらじょう)さんの綾織り着尺。なか志まや用のオリジナル着尺です。座繰り玉糸の風合いが綾組織の中で上手に活かされています。

帯は勝山健史さん、江戸和久田金襴。名物裂を織り上げた帯は、塩蔵繭の糸と配色のセンスでモダンさが感じられます。美しい帯です。

●2016年01月12日(火)

帯 人間国宝 北村武資 袋帯 魚々子縞 (なか志まや用に色出し)
着尺 勝山健史 塩蔵繭・綺芙織着尺   (なか志まや用に色出し)

1/23(土)からの新作展に出品いたします。

北村武資さんの袋帯は、結城紬の無地にまで合わせるつもりで、、、という配色にしています。画像のように艶のある絹織物(その他では西陣お召 八丈織 白たか綾織 等)に勿論合わせて頂く、最高ランクの帯と言えます。

なか志まやのfacebookページにて、かなり大きな画像が見れますので、詳しい質感をご覧になりたい方はそちらをご覧下さいませ。

https://www.facebook.com/nakashimaya/ (ブラウザに直接コピペするか、なか志まやfacebookページを検索して頂けますとすぐに分かると思います。


●2016年01月04日(月)

新年おめでとうございます!

今年も美しい染織の取り合わせを追い求めて、なか志まやの考える今の和装を提案させて頂きます。どうか宜しくお願い致します。

着物 志賀松和子 杉綾縞着尺 生絹/練緯 
帯  勝山健史  ルーマニア華文 塩蔵繭