●2015年01月05日(月)
今年はじめての満月 松の内のこんなに早い日に満月を見た記憶があまりありません。 東京はお正月から穏やかで、今日は特に暖かい日でした。 帯は弊店では五代目にあたる『日月文錦』袋帯。 なか志まやではこの帯を定番の帯として、織り上がると必ず一本頂くようにしているくらいなのですが、一度として同じ表情の日月文を見た事がありません。毎回違うのです。その理由を一言で言えば『箔が本物である』からです。詳しくは店頭でご説明します。 本袋で全通柄ですので、この丸の文様が少しずつ形を変え、輝きを変え現れてくるという、なんとも手間がかかり、贅沢な帯なのです。 日と月、この繰り返し。まるでこの帯一本で、地球で起こる全ての事象を簡潔に表しているような、光の豊かな表情は森羅万象を語っているような、そんなことを感じてしまう名品だと考えています。
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