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ある日のなか志まやの出来事、つれづれ

2014年01月の店主日記
[過去の店主日記一覧]
●2014年01月14日(火)

『ホッ』とする振袖姿

今年の成人式の振袖も花魁系の他に、新手のストリート系まで飛び出して、あと数年すると、振袖という衣装はどんな風に変容するか予断を許さない状況に思える今日この頃ですが、、、

昨年、帯と長襦袢、それに小物全般のコーディネイトのお手伝いをさせて頂いた娘様の振袖の画像を見せて頂きました。
それが、なんと清々しく、美しく、上品である振袖姿なので画像をあげさせて頂きます。

着付けも帯結びも、丁寧で美しいですね。
私だとこうはいきません。カメラマンの方の腕もいいですね。


無地振袖に三っ紋。娘様のお気に入りの色目を別染めされていて、よくお似合いです。髪飾りは生花だそうです。
このモダンな帯の取り合わせの他に、老舗帯屋のしっかりとした古典の帯もお買い求め頂いていまして、そのコントラストもとてもいいです。

見ていて安心出来て、なおかつお洒落な振袖姿だと思います。


●2014年01月05日(日)

今日の店内 新作

杢糸真綿紬着尺に千鳥格子名古屋帯』

杢糸使いの真綿紬は、ストーンウオッシュドされたブラックジーンズのようです。気兼ねなく普段使いしたい着物になりますね。濡れ緯糸使いのモダンな千鳥格子は適度の張り感のある締め易い帯。配色が見事です。

この反物は勿論、航空絹布総居敷当付きの水洗い仕様に仕立てることも可能です。
2色の糸を撚った杢糸ならではの織りムラがとても味わいがあり、画像では黒/グレー/白の混ざった感じに見えていますが、若干、藍も感じる色合いです。

更紗の帯や織りの八寸、または半幅の帯でもお使いになれます。
普段使いに重宝する着物になりそうです。
反物巾が1尺5分あるので、背の高い女性は勿論、男性用としても仕立てられます。
産地は小千谷になります。


●2014年01月04日(土)

今日の店内 新作

『組織絹織物着尺に真綿紬銀唐草袋帯』

まだまだ、『染めの無地』よりも『織りの無地』が時代の空気感のような気がしますが、紅花染めを下染めした糸を使ったこの反物は、透明感のある『織りの無地』です。細かな地紋は控えめですが、打ち込みもしっかりとしています。

この着尺ですと少し改まった装いにでも、帯次第で使えそうです。袋帯は経緯(たてよこ)真綿糸使いで大胆に唐草を表現、非常に軽い帯に仕上がっています。