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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2018年12月のよく遊べ
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●2018年12月27日(木)

なか志まや移転のお知らせ 『麻布 なか志まや』

23年間、お世話になったここ平井ビルが建直しすることになりました。以前から空想移転を考えてネットで物件を色々見ていたんですが、なにせ『いつも崖っぷち!呉服屋』ですし、銀座、青山路面店とかさらさらそんな考えは一切なかったので、R不動産とかそう言う類いのネット情報をみては、あれこれ空想していました。

建直しの話がいよいよ現実味をおび、空想では行かなくなった頃、縁あってこの物件に出会いました。これはエレベーターを降りた専用ホールです。3階建ての3階の専用です。部屋の内容はともかく、ここにおっさんは痺れました!
『引き戸が良い!』あと、床と壁の感じ、杉本博司風とまでは到底行きませんが、ニュアンスは確かにある。このネット画像にまず惹かれ、部屋の内容に、これは!と思いました。

なか志まやはマンションの中にある小さな呉服店です。ここ新宿御苑前の店は、運良く暖簾を路面に出す構造の部屋に店を構えることが出来ました。
今度もビル内の店になります。住所は元麻布、最寄り駅は麻布十番。鳥居坂下、暗闇坂の麓になるので、奥十番ですね。けあき坂、テレ朝が近いです。麻布十番の更科堀井、豆源等も近い。焼き魚がうまい店が二軒も。とにかく魅力的な店が多いのが今の麻布十番です。

バーテンダーをやっていた20代、二の橋、南麻布に住んでいました。東京タワーの見える部屋です。憧れだったんでしょうね、若いです。還暦を数年後に控え、リスクと勝負でまた麻布に戻ってくるとは予想もしませんでしたが、麻布十番は以前から好きな街でした。僕が行ってた頃は、東京の陸の孤島と言われたんですがね。いまでは、雑誌『東京カレンダー』の常連、大人の街になりました。けあき坂のスタバとTUTAYAは利用価値ありますね。ただ私はドトール派なので、麻布十番にドトールがないのが不満ではあります。

移転するにあたり、物件はここしか内見していません。常識的に考えると無謀ですね。内見申込で5番目、大家さんの審査に通らないかなと思っていましたが、通りました。なので即決です。

自分のこの直感が正しいのか、決めたあとも迷うことはあったのですが、染色家仁平幸春さんにこのことを話してみると、『近年のなか志まやさんを見ていると、麻布 なか志まやは新宿 なか志まやより良いと思う!』と言われ、間違いではないと確信しました。仁平さんの目と感性は信頼しています。

店にする内部は、ここ新宿よりも広くなり自然光も入ります。そして一段高くなって畳のある和室もあります。床の間、違い棚まであります。実は掘りごたつも、、、やばいです。こたつを置いたら、もう先が見えています。。。

どのように店内をするか、、、、まだ迷い中です。ここ新宿とは全く違う雰囲気になりますね。三人展の会場など、どのように什器を設置するかすぐにイメージが湧くのですが、今回はいろんな意味で迷い中です。いまのこの店のスタイルになるのにも、結構時間が掛かったので、麻布の方もいろいろバタバタするかもしれません。でもそれを楽しめるようになれればと、一番の願いでもあります。

一月に移転セールを行い、そのあと2月中旬には新生、なか志まやをお披露目出来ればと考えています。店名を『麻布 なか志まや』にするかどうかは、まだ決めていません。ただ、自分が好きな布、『麻』。そして、染織としての『布』、、、という文字が付く土地に店を構えることが出来るのは、正直嬉しいです。これも縁だと思います。

相変わらずのビルの中にあるなか志まやです。
今度こそ、まさに知る人ぞ知る場所になるかなと。しかし、不安は山程ありますが、ここよりも少しでも良い雰囲気で、きものを、染織をご覧頂ければと、そんな場所にしたい、ただその一念です。

詳しくは、また来年ご報告出来ればと。なか志まやのHP、ココログ、FB公式ページ、インスタグラクでは年末年始、いろいろ情報を発信出来ればと考えています。良かったら覗いてみてください。最後になりましたが、今年も本当にお世話になりました。まだまだ至らぬ事が多い私ですが、来年もどうか宜しくお願い致します。
縁のある皆様、どうか良い年をお迎え下さいませ!

●2018年12月24日(月)

きもの:鷹興織・白鷹浮き織 佐藤新一(灰淡青)
帯  :塩瀬地染め帯・木立文
きもの:乱れ毛万筋西陣お召 織司なかむら(灰茶)

凛とした姿の木立の意匠、塩瀬の染め帯です。
二つの産地の織りの着物に合わせて。

●2018年12月23日(日)

塩瀬染め帯 『木立文』

帯前柄は、木立がヨコになります。

●2018年12月22日(土)

織司なかむら製 西陣お召 乱毛万筋風通織に合わせて

●2018年12月21日(金)

着物 勝山健史 綺芙織
帯  勝山健史 トルコ草花文(墨紺/銀)

ドレッシーなカジュアル。『ちょっとしたパーティーで』は死語になりつつありますが、おもわずそう口に出したくなる装い。夜の街も華やかなこの季節にお召し頂きたいですね。

●2018年12月20日(木)

経てのシケ引きのような、綺芙織。

●2018年12月14日(金)

染織作家 川村成さんの帯。
2018年秋の国展に出品された作品『風の跡』です。

彼の絣は特別です。2014年作品から感じていますが、ただのタテとヨコの色糸の交わりではない、まるで抽象画のように絵画的で自在です。もう一作品、対照的な色彩と組織の『なないろぼし』もこれまでの彼の作品を流れを掴む上で重要な作品。

『風の跡』に合わせた着物は、織司なかむらの小格子風通織と地機結城無地。ドレープの艶が美しいきものにも、奥艶のあるマットな紬にも合わせることが出来ます。
帯締は平唐組、帯揚は無地ちりめん、和小物さくら製です。

●2018年12月13日(木)

川村成『なないろぼし』 2018秋国展出品

●2018年12月12日(水)

結城紬無地(地機)に合わせて。

●2018年12月11日(火)

東京新宿も12月らしい寒さ、小雨が雪になるのではと思うくらいです。『兄は夜更け過ぎに〜♪幸江と変わるだろう〜♪ おお〜サイレンナイ〜♪』という歌が似合う新宿2丁目が目と鼻の先にある弊店、、、山下達郎の名曲もこうなります。

そんななか志まやですが、細かい雨筋のような縞の江戸小紋に、雪綿のような白い染め抜きを入れた小紋があります。勝山健史さんの帯を合わせると、ぐっとホワイトクリスマス感も出て来たように感じます。

あとの仕上げは帯締と帯揚。なにが来るかで装いの雰囲気も変わりそうで、冬に白っぽいものをお勧めするのが好きな12月のなか志まやよりお届け致します。

●2018年12月10日(月)

万筋の江戸小紋に、白丸の抜染めです。

●2018年12月09日(日)

程よく、白丸が全体にあります。