●2017年12月29日(金)
呉服屋が販売トークで『ちょっとしたパーティでお召しになれます!』と言った後 『ちょっとしたパーティって何でしょうね〜』と自ら切り返して、自虐ネタにする昨今の現場ですが、12月はこんな私に2回もちょっとしたパーティがあり、いずれも着物で出かけました。『あるんですね〜パーティ!』、実はあまりこういう場は得意ではないというか、なにかやれ!と言われればやりますし、大きな使命があれば果たしますが、基本は引っ込み気味、及び腰な私です。 そんな中で、弊店なか志まやでお作り頂いた着物、帯一式でお出かけくださったお客様に、『一緒に写真に!』と撮影して頂きました。私も着物で、お客様もなか志まやの着物一式で一緒にというのは本当に嬉しいですね。ありがたいことです。 以前は着付けのお手伝いをさせて頂いたこともあったのですが、今ではすっかりご自分の個性に合った装いになられていて、前よりも数倍お似合いになられていました。 着物と帯の取り合わせも、最初にお作り頂いた通りで、優しい雰囲気があってやはり好きですね。 男である自身は劣化進行の限りを尽くす毎日ですが、女性はどんどん熟成して美しくなる方法論が沢山あって、その数ある内のほんの一つとして、着物に慣れて親しみ、自分自身のスタイルを確立することがあるように思います。枚数がある、何々を持っているということではなく、装いには『ある程度のベターなセレクト』があるだけで、基本は自分自身の美学で作り上げるものです。自分の美学の軸をどこにおいてるかは、、、これで総て分かれてしまいますね。
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