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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2016年10月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2016年10月27日(木)

今日のマニッシュ

着物 佐藤新一  白たか織 草木染め縞
帯  横内佳代子 刺し子織九寸 座繰り糸仕様草木染め

墨と藍の濃淡とベージュ/グレーは、着物は渋木と梅、帯は渋木と藍、今回は茶は排した取り合わせです。秋ならば枯れた茶の小物、冬ならば深い青、春ならば空色の小物を入れてみたくなる、男前の装いです。民芸の趣きを持つ刺し子を、モダンな織りに仕上げた帯が縞の着物によく映える、なか志まや好みです。

●2016年10月22日(土)

藤井礼子さんの手描きジャワ更紗が入荷しました。
(11月5日(土)からのなか志まや新作展に出品します)

今日はインドネシアに敬意を払い『織りのイカットに染めのバテック』という取り合わせです。なか志まやをよくご存知の方はこの組み合わせは時々目にされていると思いますが、『織りのイカット』を西陣お召の風通織で織られたものを取り合わせしています。

制作は織司なかむら、黒の濃淡だけという新色です。画像はイカット柄が少し目立つように加工してあります。黒無地のように見えるお召ですが、光の当たり加減、生地のドレープでイカットの紋柄浮き沈みします。

手描きジャワ更紗reisiaの帯は藤井礼子さんがディレクションする更紗のブランド、今回の更紗は、『下絵、伏せ蝋、染めーチレボン(ジャカルタから車で約6時間)。モティーフの中の細かい蝋付け(イセン・ニセン)ープカロンガン(チレボンから車で4時間ぐらい』

『プカロンガンの腕の良いイセナン(イセン・ニセンの職人)は、極細(髪の毛ぐらい)のチャンティンが使えるので、この工程だけプカロンガンで蝋付けする』(藤井さん談)

おじさんが帯地を風呂敷に包んで、悪路をバスで揺れながら、上記の距離工程、お互いの工房を繋いでくれているそうです。いやはや、、、高度のインフラ社会にいる私達にはなかなか想像し難いですね。

素朴な生地に細密な柄が全通でびっしりと描かれている帯、『端に命が宿る』本来の更紗の持ち味が活きている新作です。

●2016年10月16日(日)

大人のカジュアル着

着物 経緯(たてよこ)真綿紬 草木染め無地
帯  勝山健史 塩蔵繭使用名古屋帯 市松取り点描文
帯締 帯揚 共に和小物さくら

経糸が生糸という組み立てと、経糸も真綿糸そして緯糸も真綿糸を使った布の味わいは違います。草木で染められた色合いはとても落ち着いていて、無地の中にある素朴は味わいは、『布』を愛する日本人にとって飽きる事なく、じっくりと布と向き合って末永く愛用して貰えるのではと思います。

仕立ては袷ならば通常の仕立て、単衣もということであれば仕立て・一衣舎の航空絹布による総居敷当付き/水洗い仕様をお薦めします。

勝山さんの帯の中では珍しい柄、刺し子を思わせる織りでモダンな柄となっています。織物としての美しさは言うまでもありませんが、普段使いの帯でありながらどこか品格があるのは流石です。

前にも書きましたが、最近は帯揚の方を濃いめにして帯締を薄い色を使うのがマイブーム、もう少し濃い色の帯揚をと思ったのですが手持ちがなくまずはこの辺りで。


●2016年10月15日(土)

着物 志賀松和子 綾織
帯  勝山健史  菊

大人の女性に着て頂きたい、ピンクの和装をイメージしています。
二つの作品の素性は違いますが、どちらも日本のお蚕からこだわりを持って制作された美しい絹織物です。

●2016年10月13日(木)

着物 織司なかむら 小菱/縞・風通織西陣お召
帯         菱繋文  塩瀬地染め帯

むかし『織の着物に染めの帯』という組み合わせは、主に普段着での着物と帯の取り合わせのことをさしていましたが、これは準礼装としての『織の着物に染めの帯』の提案です。

無地に見える程の小菱の紋柄は、裏(両A面なので表にもなります)に縞柄が浮いてみえる組織。帯地の大胆な菱地には金彩も施し黒地の塩瀬に映えます。かなりしっかりとした地厚の塩瀬地は好感がもてます。(塩瀬の染め帯を仕入れしたのは、何年ぶりだろうか、、、)

●2016年10月10日(月)

『染めの着物に染めの帯』

仁平幸春さんの蒔き蝋の染め着尺に染め帯を。最近は『染めの着物に織りの帯、織りの着物にも織りの帯』という傾向が強く、和装のベースとなる着尺も、織りのものをお薦めする機会が多いのですが、こういう染めの着尺はこれからどんどんお召しになって頂きたいと考えています。わたしが取り合わせするとまずはこんな感じになってしまうのですが、もっと女性目線で、ほんわかした優しい帯も似合うはず。

着物のタイトルは『雪』、少し気は早いけど、最近の品のない豪雨とは真逆、音も無く深々と降り続く雪の景色は極めて日本的風景で、そんな景色の中では着物姿が特に美しく見えます。どんな帯を合わせてくれる着手に出会えるか、今から楽しみにしております。『染めの着物に染めの帯』

仁平幸春さんの蒔き蝋の染め着尺に染め帯を。最近は『染めの着物に織りの帯、織りの着物にも織りの帯』という傾向が強く、和装のベースとなる着尺も、織りのものをお薦めする機会が多いのですが、こういう染めの着尺はこれからどんどんお召しになって頂きたいと考えています。わたしが取り合わせするとまずはこんな感じになってしまうのですが、もっと女性目線で、ほんわかした優しい帯も似合うはず。

着物のタイトルは『雪』、少し気は早いけど、最近の品のない豪雨とは真逆、音も無く深々と降り続く雪の景色は極めて日本的風景で、そんな景色の中では着物姿が特に美しく見えます。どんな帯を合わせてくれる着手に出会えるか、今から楽しみにしております。