●2009年09月25日(金)
ココ・シャネルは 黒と白しか着ないんだよ!と聞かされて そうなのーと、銀座のシャネルに初めて足を踏み入れて来ました。 その前に、映画を観て来る予定だったのですが、レディースディみたいで、満席で入れませんでした。 僕の洋服は90%黒で、あとは白です。 赤い下着は金運がよくなると、悪友から聞かされてますが、いつも買おう!と決意して手にとるのですが、レジの前には黒と白です。 着物でも、このようなものを着ています。(画像は僕ではありません) さすがに襦袢は派手なものにしていますが、洋装ですと、脱いでも脱いでも黒か白なのです。 上も下も白の時は、ちょっとヤンキーぽいかもと、最近はしませんが、冬になると白を着たくなります。 自分の好きなブランドでも、シャネルでも効かせる色として、グリーンが取り上げられていました。そんなことはあとから知ったのですが、下井紬にしても、イタリア更紗の着尺もグリーンが効いています。洋服みたいにビビットな使い方ではないですが 前にはなかった色が、なか志まやでも着物の中にはいっています。 そういえば、9月の単衣用に作っていただいた生紬着尺も、こんな感想を頂きました 『思いがけなくきれいな若草色の着物になりましたねー。 反物では、「なんとも表現しがたい微妙なグレー」と言っていたものが、 白い長襦袢に重ねて自然光の下に出たら、顔映りのよい若草色でした! お蚕さんがきらきらして深いつやのある自然の色に戻ったみたいでした。 自然に近い糸は、不思議な色を隠していることに驚きます。 この色だと、春単衣としてもストーリーが組み立てられそうです。』 確かに、なにか別の色を感じるなと思っていたのですが、織りの着物の面白さですね。それに、グリーンを感じる物を欲するような、流れが世の中にあるのでしょうか。短絡的には、エコブームであり天然志向である、今の世の中の気分をグリーンは 表していると思うのですが、もともと嫌いな色ではないので少し懐かしさも感じます。輝いて見えるもの、透明感のあるものを選ぶと先に書きましたが、白にしても黒にしても、グリーンにしても同じことで、褻の中の晴れを担当する、なか志まやのポジションであると考えます。 追記:ココログ・ブログ『呉服なか志まや』 http://nakashimaya.cocolog-nifty.com/ 関連記事をアップしています。
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