●2016年06月07日(火)
着物 能登上布 帯 藤井礼子 reisia手描きジャワ更紗・麻九寸帯 本来は麻生地にジャワ更紗を染めることはありませんが、藤井さんの工房は、当初からインドネシアの野蚕糸で織った野性味あふれる帯生地(小幅でなおかつ凸凹の激しい)にチャンティンを施すことにチャレンジしてきました。 『なんでこんな染めにくい生地を使うのだ!』と職人達の反発もあったと聞きます。日本人の目から見て、味気のないフラットな生地よりも、糸節のあるような布地に心惹かれることがあるのですが、こうした長年のチャレンジが『麻地にジャワ更紗、そして夏帯をつくる』ことに結びついていきました。 なか志まやでは、この夏最後の一本、『この細かさで全通柄、なおかつ太鼓の裏には違う柄』はreisiaのジャワ更紗ならではです。
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