●2010年06月16日(水)
中と外 金沢の21世紀美術館での一コマなのですが、こういう空気感を夏の着物では表したいと常々考えています。晴天の空、外はどんどん暖かくなっていますが、四角く区切られたその空間は、外気と隔たりがないにも関わらずそこで感じる空気は凛として涼しく澄んでいます。 ベンチのような台に寝そべって上を見上げると、こういう景色。 空は空でなくて、この空間の空気感を作るために描かれた絵のようでした。 四角く切り取ってもエッジが甘くて、奥行きを感じさせて、自然と人の手が上手く溶け合ってる様子は衣裳でも建築でも好きです。
|