●2007年06月14日(木)
Rumi Rock浴衣のデザインコンセプトを・・・ 30柄近くに渡り、芝崎るみさんにデザインの説明を求めてみた。 お馴染みの月とドクロから、最新のクロコダイル、バンビ、バードに至るまで 彼女の浴衣のデザインに対する考え、思想て言ってもいいけどパネルにまとめるから書いて!と頼んでみた。 名古屋の月日荘で、6/29、30、7/1とRumi Rockとなか志まやの展示会を企画してるので、広く深く彼女の浴衣デザインを理解してもらう為に、あえて書いてもらったのである。 そして・・・ 見慣れた筈の浴衣達をもう一度注意深く眺めてみた 愛しくなるねー! 呉服屋としては、いいデザインでよく染まっていれば何も問題ないのだが、その出来上がりのクオリティーに反して、価格が安過ぎる彼女の浴衣は、僕には不満だ! 神に誓って、お客さんに高いものを売りつける気は毛頭ないが、デザインを起こす彼女の労力と型を彫る根気と、注染にこだわり、デザインと色彩を見事に表現する技術にあらためて敬意を払わずにはいられない。 浴衣は夏のTシャツだよ〜てなか志まやはお客さんに言っています。 アロハシャツだよとも。捺染でもデジタルでもそれは出来上がりがうまく、需要にあっていればなんでもいいものだし、所詮、息の短いものが浴衣の宿命かもしれないけど、着物では出来ない自由さというかおおらかさ、ユーモアといってもいけど、刹那な楽しみが浴衣にはあり、単純に流行りとして片付けたくはない。これからも自由な発想で浴衣は楽しみたい! 世間では『紐』と呼ばれてるデザインは、『緊縛』をデザインしたものだし 芝崎るみによる命名は、『紐・晴雨』(笑)晴雨とは伊藤晴雨という江戸時代の画家である。 『若冲』は勿論、ニワトリ!昨年はプライスコレクション始め、大ブレークした。 浴衣のデザインは流行りもの、キャッチーであっていいし、風刺が効いていてもいいし、ノスタルジーであっても、自分のお馬鹿さを世間様に晒すものであってもいい。 どちらかというと資本家系である着物よりも、ストリート寄りな処が浴衣にはあるので、まだまだ若いと自負する僕には丁度心地よいのかもしれない。 さてさて、月末の29日(金)、30日(土)、7/1(日)にRumi Rockの浴衣を名古屋でお披露目する。 なか志まやは、資本家系の着物を持って行く予定(笑) シャープ&ラグジュアリー!都会的な着物だ! ん〜どの時代でも階級闘争は付き物です!(爆)
|