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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2017年05月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2017年05月27日(土)

『夏もの、そして秋単衣展』

6月3日(土)から11日(日) 12時から19時

山下絵里さんの苧麻着尺、極細の苧麻織物は、夏の普段着として最高に贅沢なものです。さらに着用期間も短いのですが、地機の結城紬と同じく何度も袖を通し、何度も水を潜らせて、ご自身で育てて頂きたい布です。

『着物の醍醐味は夏ものにある』は何方の言葉でしょうか?
理由を知らなくても、ただ何となくその言葉に頷いてしまうのは、日本の風土に大昔から根付いて来た布を、纏う事が出来る楽しみを、この短い夏の間に感じられるのかもしれませんね。

●2017年05月26日(金)

『夏もの、そして秋単衣展』6月3日(土)より 出品作品

着物 経緯手績苧麻絣着尺 山下絵里
帯  夏紬染め帯 雪持ち芭蕉

ほぼ2年掛かりで制作して貰った山下さんの作品です。染料は栗、五倍子、そして藍。なんとも言えない味わいのある地色に、夏の夜空の星のような絣足がとても美しいです。
宮古島の仲宗根みちこさんの元で宮古上布を織られていた山下絵里さん。現在は地元である淡路島で工房を持たれています。私の高校の時の同級生女子が、山下さんと友人であったという不思議な縁のある染織作家です。

今回は、雪持ち芭蕉の染め帯を合わせてみました。芭蕉の青が大きなアクセントになり、グレー地の帯地色は着物色の隠れ色と共鳴して、お互いを引き立てあっています。

●2017年05月25日(木)

柳晋哉さんの新作夏帯が入荷しました!

着物 絹上布シケ引き・京都小阪
帯  墨地縞夏九寸・柳晋哉

なか志まや好みのグレー地の夏帯です。シケ引きもグレー、6月後半からお召し頂ける夏の一式です。

『夏もの、そして秋単衣』展
6月3日(土)から11日(日) なか志まやにて 12時より19時

●2017年05月24日(水)

夏の染め小紋に、夏の染め帯。

6月3日(土)から11日(日)で『夏もの、そして秋単衣展』を行います。夏もの、まだ間に合います。そして、秋単衣への準備のご提案です。

●2017年05月19日(金)

『絣×絣』
着物 夏塩沢 本田利夫
帯  夏紬九寸 下井伸彦

呉服屋としては極めて片手落ちだったと思うのですが、ここ数年ようやく絣の美しさが少し分かるようになってきました。いまでも基本的には民芸ぽいものはあまり扱いませんが、器はすでにどっぷり民芸です;;;汗

夏帯は下井さんに、昔の見本裂からなか志まや用に織って頂いたものです。緑味のある藍に、枯れた緋色が民芸ぽさのギリギリで良い感じです。

夏塩沢は、なんと井桁絣。この色目、この大きさでなか志まやでも扱えます。とは言え、今年の夏物の着物と帯の取り合わせのなかでかなりお気に入りの一式です。



●2017年05月18日(木)

着物 瑞雲 絽附下 京都小阪 
帯  籠羅・銀杢  勝山健史

ミニマムなデザイン、彩色、刺繍が見事な瑞雲柄。目を凝らして細部を見ても美しさがあります。本来は絵柄のある帯を合わせますが、今回は無地の帯で。

昨年に惜しまれながらも製職が終わってしまった勝山さんの籠羅。銀の杢糸を使った籠羅はこの一本のみ制作されましたが、勝山さんの手に秘かに残されていたので、頂きました。帯締までは無地にしないで、少し力のある組みを合わせたいと思います。


●2017年05月17日(水)

美術工芸 啓(ひらく) 吉野啓二さんとの打ち合わせ、織り見本、なか志まや用に新しい配色です。柄は新熨斗目、私が好む絹織物の色に合わせて、糸が選んであります。

●2017年05月16日(火)

着物 志賀松和子 吉野格子 経生緯練 
仕立 一衣舎 航空絹布(手揉・別染)総居敷当付

昔の気候ではない、室内環境や移動手段の変化が著しい日本、
『単衣の着物をどうするか、どのような布を選んで、どのような仕立てをするか』は大きな問題であり、事実、多くの着物愛好家は単衣を誂える傾向にあると思います。一般的に伝えられる従来の春秋単衣の時期を大きく越えて、この仕立てはとても有効な手段ですね。

●2017年05月09日(火)

この細かさの本亀甲を東郷織物さんで見るのは初めてです。
大島紬は扱うことは普段あまりないのですが、この夏大島は別格でした。
反物に色気すら感じますね。大人の女性が着る夏大島です。
仕立ては、一衣舎にて水洗い仕様にします。