●2017年05月26日(金)
『夏もの、そして秋単衣展』6月3日(土)より 出品作品 着物 経緯手績苧麻絣着尺 山下絵里 帯 夏紬染め帯 雪持ち芭蕉 ほぼ2年掛かりで制作して貰った山下さんの作品です。染料は栗、五倍子、そして藍。なんとも言えない味わいのある地色に、夏の夜空の星のような絣足がとても美しいです。 宮古島の仲宗根みちこさんの元で宮古上布を織られていた山下絵里さん。現在は地元である淡路島で工房を持たれています。私の高校の時の同級生女子が、山下さんと友人であったという不思議な縁のある染織作家です。 今回は、雪持ち芭蕉の染め帯を合わせてみました。芭蕉の青が大きなアクセントになり、グレー地の帯地色は着物色の隠れ色と共鳴して、お互いを引き立てあっています。
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