●2014年05月02日(金)
白レース文染め帯の帯前柄とシケ引きの着物 うすい地色のレース文様ですが、こうして見ると、重厚感があります。 西洋のアンティークレース文が和用の帯としてちゃんと成立し、安直な呉服にある独特の臭さなど全く無く、スマートカジュアルという言葉だけでは少し足らないような、格調もある装いになると思います。 シケ引きの着物は、こういう染め帯から織り帯まで、様々な帯を受け入れてくる万能選手と言えます。同じような考えで、これまでなか志まやは、西陣お召、全面ロウムラをお薦めしましたし、そしてこのシケ引きの着物も、着回しの効く着物として提案しています。 着物も帯も同系色の取り合わせをしていますが、上質な布の場合の時こそ、同じ色合いのものを重ねる美しさが増幅されるように感じます。
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