●2009年03月24日(火)
浴衣図案 『利休』(仮題) 今年の夏、なか志まやのオリジナル浴衣の題材は、千利休だ。 『緊縛』『若冲』そして『澁澤龍彦』と続き、実は岡本太郎を今年の オリジナル浴衣として考えていて、事実、澁澤浴衣と平行して 自分なりの岡本太郎を検証、考察してきた。 rumi rockの『hero reborn project』の裏バージョンとして 澁澤龍彦も岡本太郎も時代を彩ったヒーローだと僕は思う。 澁澤の図案は誰もがぽかん!とするデザインで成功を納めている。 驚くことに、澁澤氏のご家族にも知れることになり もしご縁が今以上に太くなるならば、是非この図案を北鎌倉に 持って行きたいと思う。 そして、今年は太郎!のはずだった。が、利休である。 ことの成り行きはいつか書きたいとおもうけれど ここ数日休みを返上してデザインを詰めてくれた芝ちゃんに感謝! 大枠は決まった! さてさて、ここからは、なか志まやは理屈をこねるのが仕事だ。 ここは、デザイン事務所ではなく、物売りが稼業なので この図案の語りを今以上に考えなければならない。 ものがよければ語りは要らないのだけれど 茶の湯の世界はあまり深く、着物とも密接な関係が今現在もあり ここ2回の展示会の最中に、何気なくお客様と友人に 利休の話を振ると、逆に多くを教えられる始末。 ふむ・・利休が残したとされる美学は、いまでも日本人の美意識の 基幹を成しているのだと痛感する。 そして、出来上がりつつあるこの図案が、語るテーマは・・・・ 乞うご期待・・・です・・・
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