●2017年01月23日(月)
志賀松和子 生絹/練緯 綾織(山形変形綾) 志賀松さんはご自身で繭(生繭、乾繭)から糸を挽き、糸をつくり草木で染め(色によっては化学染料も)手機で織り上げ、水通し、湯浸、砧打ちまで独りでやられる染織作家です。『艶系織物、もはや新時代の晴れ着に認定。エレガンスある光沢は、まさに糸と織りの力』は雑誌から拝借したコピーですが、志賀松さんの織物にはその言葉通りのものを感じます。 今回はマニッシュな色目で、スーツ系の人々が多い集まりの中で、着手の女性をより知的に美しく見せてくれることでしょう。 ビジネスライクなら抽象柄の織りの名古屋帯を、カジュアルなお祝いの席なら古典柄調の袋帯を締めて、いろんなシーンで着回しをして頂きたい着物です。
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