お知らせ

『ユニセックス』

 

着物は結城縮み、羽織に見立てたのは、重めの縮緬に格子のシケ引き。

女もの着物としては、川村成さんの帯を。

男もの着物としては、諸紙布の角帯を合わせてあります。

羽織は袷仕立てにしますが、結城縮みは、一衣舎による総居敷当仕立(単衣と袷に着用出来る)をイメージしています。両反物も1尺5分あるので、私(身長177㎝)にも仕立てられます。

投稿の事の始まりは、諸紙布の角帯をそろそろ自分のものにしようかなぁと眺めていた事から始まります。

仕入れはかれこれ10年近くの昔。色目も素材感も抜群に良いのですが、生地が厚過ぎ。これを締めるにはかなり手強い。いっそ半分に切って裏地は別布にしようかと悩んで放置して早数年になっている帯です。

ここ数年自分の着物も誂えてないので、この重めのシケ引きを男着物に仕立て、紙布角帯は合わせてはどうかなと、あれこれ反物を出している内に、シケ引きは羽織にした方が良いかもと、前から自分の着物にしたいと願っている杢糸白灰の結城縮みを出してみました。合わせてみるとこれはユニセックスな取り合わせと思った訳です。

(シケ引きを着物にして、紙布角帯を合わせた取り合わせも捨てがたい)

(重めのちりめん地なので、羽織に向いているかも)

(川村成作品の名古屋帯、綺麗なグラデーションを織り組織で。彼らしい配色です)

(地機結城縮 杢糸)

(シケ引き格子 ちりめん地)