風の通りを良くするため、あらゆる方向の窓を開ける事が多くなりました。その為、この時期は例の『蚊』の侵入を許す事もあります。近頃では近代的な様々な防止剤、その形態も多種あるのですが、わたしはこれにしてみました。幼い頃に居た実家を思い出す香りがします。
下の階はオーストリア大使館の事務所が入っていて、真下にここと同じ形態のベランダがあり、時々煙草を吸いに出ている外人がいらっしゃるので、海外の方にこの匂いは『おお〜日本の香(こう)ですね!』と思って貰えたら嬉しいのですが、そうはいかないかもしれません。土日は下の階もお休みなので、今日は昼から焚いてみました。店に匂うと困るので、金鳥の時間は窓を締めてますが、暗闇坂からビルの玄関に向かって歩いて来ると、ふっと金鳥の匂いがしました。そういえば、この路地の奥にはこれまた昭和ぽいアパートがあるので、あながち場違いな香りではないなと少し納得しています。