お知らせ

染織家 志賀松和子の定番であり名品 『杉綾織』

『京都駅で見かけた着物姿の女性、縞がほんのりと浮かんだ着物姿に身惚れた』という志賀松和子さんが、そこから得た印象を基に12年前くらいから織り始めた杉綾織の着尺。なか志まやでは様々な色で作って頂きまました。画像は2024年秋に制作して頂いたもの。

ジャケット感覚でお召し頂ける光沢系絹織物、合わせる帯も準礼装の袋帯まで合わせます。画像は北村武資さんの組井筒袋帯。今回は金や銀を使用していないタイプですが、上品な箔の帯ならこの着物に合わせる事が可能です。もちろん、カジュアルな帯(下の画像は柳崇さんの綾織帯)を合わせていくことも出来ます。

このお客様は志賀松さんの杉綾織を二枚お持ちです。早くから彼女の織物に惚れ込んで頂き、様々な織りのタイプの作品をお持ちです。

今回は勝山健史さんの名古屋帯を合わせて下さいました。勝山健史さんの帯も糸の美しさ、その糸艶の魅力ある作品を作られていますが、志賀松さんの着物と勝山健史さんの帯はとても相性がよく、織物同士が響きあっているように感じますね。

使用糸

経糸 四川三眼生繭座繰り 生絹使い   緯糸 ぐんま細乾繭座繰り 生絹使い

染料

経 酸性染料    緯  桜

組織

ヘリンボーン