商品紹介

地機結城紬亀甲絣詰と大月俊幸綾織帯

地機結城紬亀甲絣詰、絣が反物全てビッシリと詰まっている様子は、遠目に無地感に見えますが近くに寄ると圧倒される力強さを感じる程です。

多くの亀甲絣詰(ベタとも呼ばれています)は、男物と兼用出来るように広幅でおられる事が多いのですが、今回は並幅で制作された作品です。

確かに、なかなか製作に手間を要する作品ですので、広幅にしておいた方が男の方にでもお召し頂けるのでその方が商売的にも利が広がると言うのはよく理解出来るのですが、150センチ台の女性にはやはり広幅を大きすぎると考えています。肩山袖山、身頃など縫い込みが大きくなる事が懸念材料の一つです。この並幅ですと裄丈で1尺8寸3分まではいけますので、まずは多くの女性には大丈夫かと。

合わせた帯は大月俊幸さん制作の綾織の名古屋帯。大月さんは本郷孝文さんのところで修行なさっているので、糸の撚り具合、天然染料の使い方、組織作り、打ち込み加減など師匠の流れをしっかりと感じます。布を触るとムクっとした感触が伝わって来て身体に馴染む織りであり事がわかります。

絣りで藍の大きめ段と藍濃淡の綾織縞がとても美しい。こうして結城の亀甲絣と合わせると、昔からこの組み合わせがあったように思えますが、今の時代の空気感もあって、どの時代になっても飽きが来ない着物と帯の取り合わせではないでしょうか。

結城紬の仕立て方は、通常は胴裏・八掛が付く袷仕立て、または胴裏を省いて長尺の八掛だけで仕立てる胴抜き仕立てなどが考えられます。
なか志まやでは一衣舎オリジナルの航空絹布による総居敷当仕立てにより、単衣と袷の時期にもお召し頂ける仕立て方法もご提案しています。
お客様の肌感覚、お持ちの着物などを鑑みて仕立て方法を考えます。
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