商品紹介

地機結城紬無地について、その魅力の秘密

結城紬は真綿からの手紡ぎ糸を100%使用し、経て糸は平らで太く、緯糸は細く平らです。

これらは一般的な着物とは真逆な組み立てであり、筬と杼で力強く打ち込み織りの密度を高めて丈夫な布に織り上げます。

なお、地機では高機の倍の打ち込みで織っていきます。

画像は地機結城紬の無地。色名は御召茶と革色との真ん中あたり。簡単に緑系と言えますが、撮影による色の再現も難しく、お手持ちのスマホやタブレットの画像設定によっても違うニュアンスで伝わっているかもしれません。

合わせる帯や小物が入る事で、その色が浮き出て来たりするので、これはこれで楽しめます。

秋冬の色かもしれません。しかし色の濃度は絶妙、静かな無地の紬ですが、ハッ!とさせられる力のある着物になると思います。

 

結城紬は、タテ糸がヨコ糸よりも太い構造の織物です。生地を透かしてみると、ヨコ糸が殆ど見えずに、タテに走る糸が見えてきます。タテの縞が隠れている、という感じでしょうか。

これが結城紬の無地を着たら、何故かスラリと見える秘密ではないかと考えています。

特にタテ糸は、平らな糸を挽く事に最善の注意を払い、紬という言葉からイメージされるゴソゴソした糸は並びません。

出来るだけ平らで美しい真綿糸を選び、タテ糸として注意深く使います。

多くの紬は、タテに生糸を使いヨコに紬糸を使用して、生地のニュアンスを作りますが、結城紬は真綿から挽いたタテ糸の美しさが織り布のニュアンスになり、ふんわりとしながらも耐久性のある着物になります。

画像は地機結城紬平織無地、この産地の姿勢が最大限に発揮された、美しい反物です。白は特に神経を使う、難しい仕事です。

 

地機結城紬無地 奥順製    この写真の説明には会員限定のテキストがあります >会員ログイン  
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