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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2015年05月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2015年05月31日(日)

今日のお仕度 『友人の結婚式』

着物 西陣紋召・織司なかむら 縞の七段グラデーション
帯  ふくれ織袋帯 唐草文

肩山は極細の縞、裾に向かうにつれて縞の太さを変えて七段の縞を横段に絵羽に織り上げた西陣お召です。
無地感覚の縞の絵羽を、いわゆる色無地の着物という風にとらえて、礼装用の袋帯を合わせています。

帯を洒落帯に変えて、スマートカジュアルとしてドレスダウンさせることも可能です。無地感覚の紋お召は上質なスーツと思い、合わせるシャツやネクタイで様々なTPOで着こなして頂けるのと同じ感覚でお召し頂ける、重宝する一枚となります。

●2015年05月29日(金)

今日のお仕度 『織りのイカット 染めのバティック』

手描きジャワ更紗 Reisiaの工房を主催する藤井礼子さんのお仕度です。

着物 西陣お召・織司なかむらの風通織・イカット文/単衣仕立
帯  ジャワ更紗Reisia 平布の名古屋帯
帯締 笹波組・和小物さくら 帯揚 浅見

藤井さんのジャワ更紗帯は、木綿の着物から真綿紬の着物、またはお召などの絹織物や、先日は印金を施した更紗で附下にまで合わせています。
帯地もインドネシアで織ったもので、日本の帯地とは違う絹味が魅力です。締めて頂くと分かるのですがとても締め易い。太鼓の形も綺麗に出来ます。小巾の絹に全通で染める礼子さんの帯は、やはりどこにもない更紗の帯です。チャンティンによる細かい蝋伏の作業は数ヶ月にも及びますが、僅かな蝋割れによる染め滲みも味わいのある景色となっています。

今回はイカットとバテックの共演、藤井さんに相応しい装いです。本来は多色の絣織なので民芸の趣きが強い織物ですが、グレーベージュの濃淡にイエローをアクセントにした風通織の西陣お召は、今の時代に沿ってあっさりと織り上げています。単衣にしていますので、裏側の紋柄もちらりと見えて、いまの季節ぴったりな軽やかな装いになりました。

●2015年05月20日(水)

今日のお客様

呉服屋をしていて何が嬉しいかと申しますと、自分の処で作って頂いた一式の着姿を見せて頂けることです。幸いわたしは着付けをしますので、お仕度の手伝いをするときは、誂えさせて頂いた一式の完成度を自分の手の感触とこの目で確認出来ますが、納品したまま、着付けに関わらないでいると、どのような着姿になったのか分からないでいることも多いのです。

今日は、なか志まやオリジナルの微塵縞風通お召の単衣と勝山健史さんの帯の取り合わせ。グレーとベージュを基本色と考えるなか志まやにとって、フラッグシップとなるような着姿であります。

ご自身による着付けも見事で『おお〜〜いいね〜!!!』とつい、タメ口を連発してしまう悪い癖が出てしまいます;;汗
このお召は、程よい光沢感とドレープ感がとても美しいのが大きな特長なのですが、立ち姿、動かれている姿、布の動きが綺麗ですね。勝山健史さんの帯もとても映えていました。

●2015年05月19日(火)


帯の太鼓柄とタレ先も見事に合わせて着付けされていますね。

●2015年05月18日(月)

今日のお仕度 『手描きジャワ更紗・reisiaを運営されている、藤井礼子さんの礼装』

ジャワ更紗を愛する藤井さんに相応しい礼装になったと思います。帯の更紗の柄は金彩により重厚感が増し、着物の扇面にはジャワ更紗が描かれ、礼節を持ちながらも、ジャワ更紗の大らかさ、リズム感が上手く表現されています。

着物 扇面にジャワ更紗訪問着 仁平幸春
帯  reisiaジャワ更紗袋帯 藤井礼子 金彩・仁平幸春

チャンスがあれば、次回はわたしが着付けして、また今日の雰囲気とは違うニュアンスの着姿を表現したいですね。

●2015年05月17日(日)


●2015年05月16日(土)


●2015年05月15日(金)

絽麻に染め分け帯の新作が入荷しています。
仁平幸春氏が主催するdye woks Foglia製。

着物は、変わり強撚糸を使いシャリ感を出した夏の着尺。仕立・一衣舎にて水洗い仕様に仕立てることも可能です。麻の着物ではなく絹織物になりますが、触り心地も見た目も清涼感が漂います。

●2015年05月11日(月)

レイシア・ジャワ更紗帯に仁平幸春氏の印金、そして更紗訪問着

いつもは名古屋帯のレイシア・ジャワ更紗ですが、今回は工房のオーナー・藤井礼子さんが知り合いの結婚式に出席されるとのことで、手描きジャワ更紗を全通袋帯で染めて、さらに礼装感を出す為に、仁平幸春さんに太鼓、タレ、手先に印金をして貰いました。

最初はポイント的に、金彩を入れて、、、くらいのつもりで仁平さんにオーダーしたのですが、やり始めると結構大変な作業に。
『もう一度、柄を書き直すくらいのつもりで、細密に、そしてたおやかに』と印金をしてくれました。

この帯に合わせて訪問着を染めるというオーダーもあったので、白生地を松岡姫の紋意匠ちりめんの中から、更紗の雰囲気に沿う白生地を選び、図案は、和と更紗の融合という感じに頼んであります。
染め上がりを仁平さんのFogliaの工房で見た瞬間に、藤井礼子さんの顔が浮かぶ程、見事に計算されて染められていました。きっとお似合いになるはずです。訪問着の柄は後ほど、画像でアップ出来ると思います。

インドネシアにある工房と東京にある染め工房のコラボ作品は、初めてのことです。快諾し協力してくれた仁平幸春さんに感謝致します。そして、ジャワ更紗の工房を運営する藤井礼子さんに、ふさわしい礼装に仕上がったと思います。

●2015年05月08日(金)

今日の朝、早く起きる自信がないので、店の飾り付けを先にしました。織り上がって日がまだ浅い織物の染料の匂いが店内に漂います。八丈島の織物の匂いです。
今日、届く織物がどんな顔をしているか、どんな触り心地なのか。今から楽しみでなりません。

それと、今日は、藤井礼子さんのジャワ更紗帯に仁平幸春さんがコラボして貰い、印金を施してくれた更紗袋帯と、それに合わせた仁平さんの更紗訪問着が染め上がってきます。ますます、楽しみであります。