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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2014年11月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2014年11月27日(木)

なか志まやの皮のバック『senso round-zip bag』

更紗展からはじめて登場した、栗岩稔氏のプロデュースによる『栃木レザー』の皮のバックもご好評頂きました。『和服に合う和の国の職人による皮のバックを』という願いでセレクトしております。

『エルメスやボッティガも勿論いいわよ。洋服には、そういうマークや形や質の力が必要な時もある。その力が自分を武装してくれるのね。でも隣の人を見て同じだ、、て思う事もしばしばある。わたしは、なんのマークもついていない。無名だけど、シンプルで確かな技で完成されているものを持ちたいの。着物を着た場合は特にそう思い続けていたの。着物は本当に完成された衣装でしょ!だからこれがいい!』

なか志まやが思っていたことを、そのままお客様が代弁してくれました。このバックの2種類の大きさ、今後も常に置いてあります。
継続して取り扱いを致しますので、気になった方は問い合わせしてみてください。

●2014年11月26日(水)


●2014年11月22日(土)

深夜の飾り替え

新作の白の縞経入子菱の綾織が入荷したので、メインの飾り棚のコーディネイトを変更しました。着尺がすべて平坦な無地に見えていますが、それぞれ違います。画像左奥から

斜め縞染め小紋  Reisiaジャワ更紗帯・イカット文/野蚕
織司なかむらお召・小格子風通織 仁平幸春・唐草文金彩更紗帯
下井伸彦綾織・縞経入子菱  仁平幸春・バテック帯/緯段紬
よろけ万筋緯染め小紋 Reisiaジャワ更紗帯・連花/野蚕


●2014年11月17日(月)

仁平幸春氏の新作 『唐草文様 金彩更紗』紬地九寸名古屋帯

淡いグレーの地色と、チャコールグレーに少しグリーンが混ざったような色で更紗を。シンプルな色の構成と計算された図案により、帯全体から感じることは不思議とクリアーというか、透明感。更紗というジャンルの帯でありながら、非常にモダンさを感じる帯になっています。

なか志まやの定番の更紗柄として、今後も少しずつ生地や色を変えて作りたい秀逸な帯になりました。


●2014年11月13日(木)

なか志まやが選んだバック

とある場所で見て一目惚れした、栗岩 稔氏がプロデュースする『栃木レザー』のバックを今度の更紗展に出品します。

とにかくそのシンプルなデザイン、上質感が漂うその風貌が、これは和装にピッタリ!と直感、すぐにお取り引きできないか交渉しました。

聞くと、サイズもフルオーダー出来て、出来上がりの前の仮縫いチェックもあるとのこと。
『すべて日本の職人とその技術だけで、最高のバックを作りたい、100年使えるバックにしたい!』という栗岩氏の熱意が、細かな部分にまで見てとれます。もちろん、本来は洋装の時に使うものですが、そのシンプルなデザインが、なか志まやが思う和装によく合うと考えますし、キュ!とこじまりした形状なのに容量がかなりある、取手のバランスが良い(ここも勿論変更可能)、テーブルの上においた時の安定感、こじまりした感じがとても良い、、、、などなど、洋装だけで使うにはもったいないバックです。

ただ、なか志まやは、こういう皮もののオーダーを受ける仕事を、今迄一度もしたことがありません。言うまでもなく海外ハイブランド、エルメスやヴィトンやボッテガなどのバックの凄さもよく分かっていません。もしろ疎い方で、お客様のほうが断然色んなことをご存知だと思いますが、和装として皮製品を持って頂くなら、この日本の皮のバックはとてもいいのでは考えています。
分からないと処は多々あると思いますが、栗岩氏としっかりと連携をとって、お客様の要望に沿ったバックにするつもりです。

サイズを3種、皮の生地、色見本も用意しました。
着物に向くサイズはSmallサイズ・100,000円、次のサイズは110,000円、一番大きいサイズは120,000円。

仮縫いの見本として、皮のトートバックも持ってきています。
着物をお召しなる、女性からのご意見を是非聞かせてください。
和装に合う、日本の皮のバックを作りたいと考えています。

なか志まやの更紗展 11月15日(土)〜24日(月)
      
12時〜19時 なか志まやにて

●2014年11月09日(日)

今日のお仕度 

お茶席にご出席とのこと、朝はあいにくの雨でしたが、昼頃からは雨も上がって安心しました。
着物は西陣お召の風通織。ほとんど同系色の色糸で織られた格子柄なのですが、無地着物の替わりとしてお茶席でも活用して頂いてます。

御召緯という高級な八丁撚糸を必ず織込んであるのが西陣お召の一つの特長で、多くは白、または黒の御召緯になり、どちらかを選ぶにあたって、その織上がりの色合いは大きく変化します。
また、このお召の特長としてアクセントに朱色の糸が使われているのですが、この朱色の糸を入れ込むことで、格子の紋柄にアクセントをだしています。この色を選ぶのはやはりセンスです。この色次第で、寝ぼけたものや、クリアーなものなど大きさ差が出て来ます。

袋帯は経て本糸、緯糸に真綿糸をアクセントに使いながら葡萄唐草文を織り出したもの。真綿を使う事で、帯自体も軽く織り上がり、生地の風合いも趣味性が増します。最近は礼装においても、真綿糸を使ったものが多くなり、こうした先染めの絹織りもの着物や、江戸小紋のようなもの、さらには無地の紬などにも、こうした帯を合わせます。
世の中全体がカジュアル化傾向にあるなかで、有効な帯選びだと思います。

帯締は平唐組、帯揚は草木染無地ちりめん。和小物さくらの定番の中から選んでいます。無地の冠組よりもボリュームもあり、スマートカジュアルから準礼装まで使える重宝する組紐です。

●2014年11月05日(水)

今日のお仕度 『男前な着物を』

男性的な色合いの染め小紋、斜め縞(カワイヨシロウ作)の袷と、仁平幸春作『染め分け帯』を締めて。帯締は、和小物さくらの、黒に少し紺を混ぜたような平唐組、草木染無地帯揚。

ご自分でお召しになってご来店されたあと、なか志まや風に、着物のラインと帯結びを少し変えさせて頂きました。

着物は、お端折から下をかなりボディコンシャツなラインにして、斜め縞が、女性らいし身体のラインに沿うよう、帯は前下がり、後ろ上がりを少し強調しています。

すこし膝を曲げられると、着物の表地に出るドレープ感が一層現れますが、それがこの男前な着物でありながら、女性らしい雰囲気を感じます。

生地がシワが出にくいのも幸いして、こういうドレープは大歓迎。もちろん、裾は、褄を少し上げています。粋と言えば、かなり平易な表現になってしまいますが、さらに言葉を許してもらえるなら『単純にカッコイイ!』と思える着姿でした。

●2014年11月02日(日)

マニッシュな着物と言えども。。。

丹後の紋意匠ちりめんを無地染め(カワイヨシロウ製)

洛風林九寸名古屋帯・名物高麗錦(練)紺 勝山健史作塩蔵繭仕様

着物と帯の紺味が、この画像から上手く伝わっているかは甚だ疑問なのですが、実物はなんと表記していいか分からないくらい微妙な紺です。深縹(こきはなだ)が近いでしょうか。着物の地紋もどちらかというと男性的であるのに、一見堅物に見える高麗(こま)錦には、こんな万葉の歌が残っています。

高麗錦(こまにしき)紐(ひも)解き放(さ)けて 寝(ぬ)るが上(へ)に 何(あ)ど為(せ)ろとかも あやに愛(かな)しき

『衣の紐を解き放って 共寝をしているのに その上 まだどうしろというのか 本当に愛しいお前よ』

もちろん、高麗錦とは大陸から伝えられた技術による高級な錦織のこと。着物が和の国の人々にとって、生き様そのものであった時代には、いまの我々の感覚では思い及ばないような情念が、様々に込められていたようです。最後にもう一つ

高麗錦 紐の片方ぞ 床に落ちける 明日の夜し 来なむと言はば
取り置きて待たむ

『(昨日の夜来て)今朝帰った男が忘れて行った高麗錦の紐の片方が床に落ちていた。明日の夜、ここへ取りに来ると言うなら、紐を返さずに待ってるわ。』(高麗錦の紐は一組で高価であった)つまり、忘れて行った紐の片方を必ず取りに来る。明日の夜もここへ来るように紐はわざと返さないわ。