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店主中島の、習い事など趣味のページです。

2013年05月のよく遊べ
[過去のよく遊べ一覧]
●2013年05月19日(日)


うすお召はこれが最後2反のうちのひとつ。
飛び菱の地紋をほのかに浮かび上がらせながら、経て縞とドット柄を暈かし風に後染めしています。レイシアのジャワ更紗は青味の強いグレーに、ピンクやグリーン、黒などの彩色があります。着物の地色(少しオレンジ色味)と帯とは一見合わないように思えたのですが、こうして取り合わせみると不思議にいいようにも思えます。

あとはお召になる方の個性で決まるでしょう。
夏単衣?秋単衣?、、、両方とも行けそうなのですが、どうでしょう。


●2013年05月12日(日)

なかなか揃わなかった麻の帯揚が12色、夏の冠組が6色揃いました。

京都・和小物さくらさんの制作です。

麻の帯揚は数に限りがありますので、どうかお早めに。
もうすぐ、笹波組の帯締も上がってくるようです。笹波組は春単衣から盛夏、そして秋単衣、袷の始めと、、、長く使える帯締となりますので、これも期待したいです。

●2013年05月11日(土)

6月1日発売 『和楽に掲載される仁平幸春氏の帯』

この絽麻の帯地に墨と胡粉で染め分けした麻の名古屋帯は秀逸であります。いま染めている帯のプロトタイプは、6/1発売の雑誌・和楽、『森田空美さんが選ぶ麻のきもの』というページにも選ばれて登場しますが、その清潔感、その爽やかさ、心地よいモダンさは、ページの校正を見て息を飲む程の美しさがありました。

仁平幸春展では、和楽に登場する仁平氏の帯と、同じコンセプトで染められた新作のセカンドバージョンの帯、2本とも展示販売いたします。興味のあるかたはどうかお早めにご覧ください。
仁平幸春展 ”素材を開花させる”

5月24日(金)〜28日(火) きものギャラリー睦月にて
11:00〜19:00(最終日17:30まで)
5/25日(土)、26日(日)仁平幸春さん、甲斐凡子さんが来場


●2013年05月10日(金)

途中報告 個展に向けて絶賛制作中の親方

今回の仁平幸春展は、会期が5月の下旬ということもあり睦月さんと打ち合わせして、夏物の白生地を多く揃えて仁平氏に染めて頂いています。

夏着物、それも普段着使いする素材はその豊富さ故に着物の醍醐味を味わえます。
また古代から麻を愛用してきた日本人にとって、親しみが湧く素材であること、その素材にどのような文様を染めるか!?睦月となか志まやが仁平氏に投げかけたテーマの1つでした。

先の報告では『流れ』をテーマした着物や帯、麻と墨という素材の関係などをお見せしましたが、この帯は仁平氏の帯地の中でも特に好きな、李朝の陶器文を染めて貰っています。生地も少し特殊な麻地なので、通常の紬と違いどのような染め上がりになるか、とても楽しみにしている一本です。

●2013年05月09日(木)

仁平幸春展に出品 新作の月帯制作中

今まで沢山の月帯を作って来ましたが、今回は新しいデザインになります。
地色は深い青。

銀彩は仁平氏が平林隼人氏と共に、重層的なものに仕上げます。

ベースとなる生地は久々に波紋紬。
夜の海に浮かぶ月のイメージになるのかもしれません。
染め上がりが楽しみです。


●2013年05月08日(水)

個展に向けて途中報告 『仁平氏に丸投げした白生地』

もう機屋さんが廃業して織れなくなった白生地を一反大事に持っていました。

春単衣・秋単衣に最適な糸質と織り味がある白生地です。
何を染めるか随分悩んでいましたが、今回の『仁平幸春展』に出品しようと仁平さんに持ち込みました。上の画像がその白生地です。
私はなかなか決められず、、、仁平さんに丸投げしていたのですが、回答がきました。

『単衣用の、ということでいろいろ考えましたが、この生地だと
お送りした画像のような感じの「カゴ絞り的な絞り」(カゴ絞りではないですが)
が良いかな、と思いました。
お送りした写真は、白大島をあえてクシャクシャにして何度も絞っては
外し、とやり、絞った時に出来るシワも利用して仕上げたものです。
秋の晴れ空な感じにしたら良いかと。。。』

一目で気に入りました
色目は応用の効くグレーとオフホワイト。
さて、この白生地がどんな風に染め上がってきますか。。。大きな楽しみがまた1つ増えました。


●2013年05月07日(火)

途中報告 出品作品一例 『流水と水流』

仁平幸春展 ”素材を開花させる”  5/24(金)〜28(火)

ところ:岐阜笠松 きものギャラリー睦月にて


睦月さんがオーダーされた麻の九寸名古屋帯『水流と三日月と笹』。このある意味、古典的文様、流水のアレンジを受けて、なか志まやが仁平氏にオーダーした小千谷縮にトラ目染め(12年に仁平氏が開発した染め方)着尺を、モダンな流水に見立てて取り合わせをしてみました。

両方とも麻素材ですので、真夏の装いになります。
帯は、古典の名品でも馴染みのある文様ですが、ロウ使いで表現される線の揺らぎと、前帯にある三日月と笹が入ることで仁平さんの世界観が見て取れます。

流れがありながら、帯にはどっしりとした風格があり、着物の染めの流れは、少し速度を感じる水流のように感じます。それはどことなく今の時代ともリンクしているようで、こういう着姿で日傘を差し、現代の空間にいても、すうーと馴染むのではないでしょうか。

『流水と水流』、、、奇しくも『山本山』のようなお題となりました。